スーパーラグビー2019ファイナル・クルセイダーズ対ジャガーズ | ラグビージャパン365

スーパーラグビー2019ファイナル・クルセイダーズ対ジャガーズ

2019/07/07

構成●編集部


スーパーラグビー2019シーズンのチャンピオンを決める、プレーオフファイナル決勝・クルセイダーズ(シーズン・1位)とジャガーズ(シーズン・2位)の試合が行われた。常勝集団クルセイダーズは三連覇をかけ、ジャガーズは初優勝をかけ80分、激しい攻防が繰り広げられた。

ラグビーモメンタムは、ボールの軌跡を追いながら、試合全体を俯瞰的にレビューするコンテンツ。両者の攻防、80分の流れを見ながらもう一度80分を振り返る。(なお、図面に表示されている各マークについては下部の説明を参考にしていただきたい)

HIGHLIGHT

1stHF

R…ラック K…キック P…ペナルティー PK…ペナルティーキック PG…ペナルティーゴール S…スクラム M…モール TO…ターンオーバー FK…フリーキック LO…ラインアウト 

R…ラック K…キック P…ペナルティー PK…ペナルティーキック PG…ペナルティーゴール S…スクラム M…モール TO…ターンオーバー FK…フリーキック LO…ラインアウト 

前半開始から10分くらいまで、クルセイダーズがジャガーズ陣内で攻撃。いつもであれば仕留める場面もあったがそこはジャガーズの低いタックルの前にノースコアのまま。ジャガーズはようやく11分、敵陣にボールを運ぶと14分、PKを獲得。ショットを選択し成功。3-0とジャガーズが先制。


その後の時間帯は小康状態。互いに敵陣の22から中に入ることができない。ただ、ボールの位置を見るとジャガーズ陣内で試合が展開されていることがわかる。クルセイダーズ陣内は20分すぎの1セッションだけだった。

25分、ハイパントをキャッチしたジャガーズSOボニーラに対しプレッシャーをかけたクルセイダーズがターンオーバー。一気にカウンターアタックをかけ最後はHOテイラーがトライを決め7-3と逆転に成功する。

30分、相手ペナルティーでようやく敵陣深くまで入り込めたジャガーズだったが、ラインアウトモールではクルセイダーズの固いディフェンスで前進することができない。アタックに切り替え、フェイズを重ねるもそこでもゴールラインを破れない。このチャンスはモールパイルアップでスコアに結びつけることができなかった。

このまま前半が終わるかと思われた39分、自陣22手前のマイボールスクラム。クルセイダーズはタッチに蹴り出すことなく攻撃を継続。ジャガーズの意表を突くかたちとなり、ディフェンス側の準備がおくれ、ビッグゲイン。ハーフウェイを超えフェイズを重ねる。なんとかディフェンスに戻るジャガーズだったが、痛恨のペナルティー。SOモウンガが確実に決め10-3とリードを広げ前半を終えた。

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