26日、スーパーラグビー、ヒトコムサンウルブズは2020年シーズンを戦うスコッドの一部15名を発表した。
渡瀬裕司最高経営責任者(CEO)は、「セブンズ(オリンピック)もありますし、ワールドカップまで1つになってきた中で終わった後のトップリーグが開催中ということもあり、選手集めは難しい」と選手の招集は難航していることを明かした。
チームスローガンは「KEEP HUNTING」
27日、報道陣に向け発表されたスコッドは15名。うち日本人は齋藤直人(SH・早稲田)のみ。
2019年ワールドカップ出場メンバーはゼロ。という状況だ。
サンウルブズは日本代表強化という大きな目標のもとで発足し、2016年からスーパーラグビーに参戦しているが、現在、協会で検討しているプロリーグや、来年に控えている東京2020など、参入時とは大きく状況が変わっていてチームの存在意義が不明確になり、2020年以降の存続はかなり厳しい状況だ。世界のトップレベルを経験することと、移動を伴いながらコンディションがベストではない状況で戦うという経験を日本代表候補選手たちが積んでいくことは2023年フランス大会に向けてもプラスに働くと渡瀬氏はいう。
今シーズンチームを率いるのは大久保直弥ヘッドコーチ。スローガンは「KEEP HUNTING」。コーチングコーディネーターは前サントリーサンゴリアス監督の沢木敬介氏。ヤマハ発動機ジュビロから田村義和氏がスクラムコーチとして就任する。
大久保HCは「ワールドカップは過去のものとして現状に満足せず、向上心がある選手が立つべきステージだと思っています。そういう選手に来てほしい。やっぱりプレーオフは出たい。出るためには昨年勝てなかったホームで勝つこと。特に福岡の第1戦はテストマッチのつもりで臨む。」と意気込みを語った。