24日、ラグビーワールドカップ2019・プールAサモア代表とロシア代表の試合が熊谷ラグビー場で行われた。互いに強味とするフィジカルを前面に出した激しい戦いとなった。
先制したのはサモア。15分、ロシアのディフェンスラインが整備されない中、WTBレイウアが右隅にトライ。先制を許したロシアは日本戦で見せたようなキックを中心に攻撃を組み立て、18分、25分とSOクシュナレフがPGを決め6-5とする。
初戦のサモアは、前半だけで2人のシンビンを出し13人という状況に。ロシアはこのチャンスを活かしたかったが、ハンドリングエラーなど、自らのミスから結局追加点を奪えないまま、前半が終了。サモアは危機的状況を無失点で凌ぎきった。
後半、サモアは戦術を変え、ボールキープしポゼッションにフォーカス。そこからチャンスを見出した。「ボールをキープして、ボールをまわしていこうとした」(スティーヴ・ジョンソンヘッドコーチ)
44分、サモアはゴール前の攻防からNO8アモーサが相手のハイタックルをうけ、膝を負傷しながらもゴールライン際でトライ。アモーサはそのまま立ち上がることができず、退場。まさに魂のトライだった。」