2月28日、秩父宮ラグビー場では第52回ラグビー日本選手権決勝、ヤマハ発動機ジュビロ(以下、ヤマハ)とサントリーサンゴリアス(以下、サントリー)の一戦が行われた。
ヤマハは準決勝と同じスターティングメンバーに対し、この試合で6連戦となるサントリーはアタックでの貢献が大きかったFLツイヘンドリクスFB有賀剛をケガで欠いた布陣となった。
ヤマハのキックオフで試合が開始。SO大田尾竜彦が蹴りあげたボールはサントリー陣内22m内側まで伸びる。アグレッシブアタッキングラグビーを標榜するサントリーは自陣深くからでも果敢に攻撃を始める。フェーズを重ね22mを脱出したところでノックオン。
スクラムにプライドを持つヤマハはいきなりチャンスを迎えるが、アーリープッシュでペナルティとなってしまう。SHフーリー・デュプレアがクイックでPKを敵陣22m付近へ蹴りこむ。