6月30日、テストマッチシーズンが明け、スーパーラグビーが再開された。ヒトコムサンウルブズは第2のホームであるシンガポールでブルズと対戦した。前半2トライをあげリードするも、ミスから同点に追いつかれさらに前半終了間際に逆転を許す展開に。後半、足の止まった相手に対し「ボディーラングイッジ(キツイ時間帯にきつそうな姿勢をとらない)」とチーム全員が80分フルにハードワークを続け逆転し、3シーズン目で初めてシンガポールの地で勝利を果たした。
「ディフェンスは今シーズン一番。チームは前進」トニー・ブラウン ヘッドコーチ代行コメント
スーパーラグビーのレベルでは、技術的なことよりも精神的な強さが必要な場面があります。今夜は厳しい瞬間が何度もありました。常にプレッシャーを受けている場面もありましたが、リーダー陣がしっかりとチームを前進させてくれました。素晴らしい働きだったと思います。
田中がピッチに入るタイミングは最初から用意していたプランでした。彼は試合の流れを変えてくれると信じていました。実際に彼のインパクトはチームに勢いを与え、そこからたくさんのチャンスが生まれ、そのチャンスを生かすことができました。リザーブメンバーたちも素晴らしい仕事をしたと思います。
いくつかのミスはありましたが、チャンスはどこかで拾うものです。前半は特にプランどおりにいかなかった部分もありましたが、ディフェンス面ではチームとして自信がついてきたと思います。シーズン当初は前に出ていくディフェンスというのがうまく機能していませんでしたが、徐々にシステムとして機能してきました。今夜の試合はディフェンス面では今シーズン一番いい試合だったのではないでしょうか。