ラグビージャパン365座談会「2014年を語ろう」前編・ワールドカップにむけてエディジャパンはどうなる | ラグビージャパン365

ラグビージャパン365座談会「2014年を語ろう」前編・ワールドカップにむけてエディジャパンはどうなる

2014/03/11

文●編集部


RJ365スペシャル座談会「2014を語ろう!」は、2月10日、永田洋光さんのメルマガ「ラグビー!ラグビー!」との共同で企画された。当日は第1部が「ラグビー!ラグビー!」用の2013年度シーズン総括座談会。40分ハーフの予定が1時間近くまでオーバー。約10分間のハーフタイムを挟み、第1部の熱気がおさまらない中、第2部の「2014年を語ろう」は、いきなり始まった。

 

2014年のエディジャパンに期待すること

左から、大友信彦さん、村上晃一さん、向風見也さん、永田洋光さん、斉藤健仁さん

左から、大友信彦さん、村上晃一さん、向風見也さん、永田洋光さん、斉藤健仁さん

大友信彦氏(以下、大友)では第2部を始めたいと思います。テーマは、「2014年を語ろう」です。

永田洋光氏(以下、永田) イタリアとのテストマッチが6月に行われます。ちょうど、シックスネーションズのイタリアの初戦を見たのですが、接点がそうとうヤバいなと。トップリーグを見ていると、最初のタックラーがタックルをして2人目のタックラーがボールをつかみに行きますが、そこでダメだと思うとディフェンスラインに並ぶ。しかし、ヨーロッパのラグビーは、そんなにぬるくない。2人目のタックラーは最後の最後まで抵抗します。そしてさらに1人がサポートに入って隙あらばラックの真ん中に入ってボールを取り返そうとする。

ディフェンスする側のやり方としてはそれでいいと思いますが、アタックでもそういうペースに慣れてしまっていると、逆にシックスネーションズのようなハードなディフェンスを受けた場合、きちんとボールを出し続けることがができるのか? 多分そこは、エディ(HC)さんもわかっていると思うし、代表選手たちもわかっていると思いますが、どこまで実際に問題意識をもって接点に臨んでいけてるのか。春の段階で相当結果がでれば2015年のワールドカップにむけて明るい展望が開けてくるのでは・・・と期待しているので、ジャパンの試合は接点の部分でどれだけみんなが頑張れるのか、ボールを奪いにいけるのか、奪われないことに執着心を持てるのか、という点に注目していきたいと思っています。

6月に対戦するイタリア(写真はシックスネーション2014より)

6月に対戦するイタリア(写真はシックスネーション2014より)

大友 アジア五カ国対抗からはじまる春の代表シーズンにおいて到達点となるイタリア戦についてですね。

永田 はい。イタリア戦でどれだけ意識高く戦えるのか。接点だけはこだわり続けていってほしいですね。

村上晃一氏(以下、村上) 先日岩渕GMが会見で「ワールドカップまでに代表を強化する期間はあと3つのブロックしかない。今年の春、秋、来年の春です。本当に1つ1つが大切だということです。メンバーも固めていくための春シーズンだと思うので、例年のような簡単なミスを犯すような試合を今年はないようにしないといけない。ファンとしては、エディーさんが「決勝トーナメントを目指す!」と言ってくれたので、そこを目指して楽しんでほしいですね。できるだけジャパンの試合を見にいって、全体の雰囲気を、2019年に向けて盛り上げていきましょう。

やっぱりイタリアに大敗なんかできませんし、いい勝負ができないと「決勝トーナメント進出」などあり得ません。ただ、シックスネーションズでイタリアが見せるリズムにあわせてしまうとフィジカルでジャパンは負けてしまうので、ジャパンは違ったリズムでイタリアに挑み、イタリアのフィジカルがでないようにしないと思います。

大友 斉藤さんはエディージャパンになってから全試合取材に行かれていますよね。

村上 斉藤さんは本当によく行ってますよね。旅費は大丈夫?

斉藤健仁氏(以下、斉藤) いや、まあ。行っちゃったので仕方ないかなと(笑)

村上 借金してでもいく。あ、すみません、話を戻しましょう。

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