屈指の好ゲーム、激闘を制したのはブルーレヴズ。4位をキープ。イーグルスは4連敗でプレーオフ進出争いから一歩後退 | ラグビージャパン365

屈指の好ゲーム、激闘を制したのはブルーレヴズ。4位をキープ。イーグルスは4連敗でプレーオフ進出争いから一歩後退

2025/04/28

文●大友信彦


きっと、リーグワン屈指の好ゲームとして歴史に刻まれ、語り継がれるだろう。
2024-2025シーズン第16節の静岡ブルーレヴズ vs 横浜イーグルスは、最後の最後まで目の離せない、観る者の胸を打つ激闘だった。

HIGHLIGHT


先行したのはイーグルス。第11節からまさかの3連敗を喫して7位に転落。3季連続のプレーオフに向け、残り全てに勝つしかないところまで追い込まれた手追いの軍団はキックオフからエンジン全開。7分、ハーフウェー付近での静岡の落球から即座にカウンターをかけると、右タッチ沿いでボールを持ったWTB石田吉平が鋭いステップまたステップで次々とレヴズのタックラーをかわし。9人抜きの激走。最後はリーグワンを席巻しているレヴズSH北村を振り切って右中間にセンセーショナルな先制トライを決める。

前半7分、横浜WTB石田の先制トライ

前半7分、横浜WTB石田の先制トライ


デクラーク不在を感じさせないリードをみせた横浜SH荒井

デクラーク不在を感じさせないリードをみせた横浜SH荒井


石田は11分にも左ゴール前ラインアウトからの右展開で右コーナーに飛び込むが、ここはTMOで直前のFB小倉のプレーが相手の顔面にリーディングエルボー(肘を胴体から離した状態で相手に当てる)と判定されトライキャンセル。

しかしイーグルスの勢いは止まらない。21分、小倉のキックがラッキーバウンドになって相手のフィールディングミスを誘い、拾った横浜SH荒井から戻したパスがWTB竹澤の顔面にボールが当たってヘディングとなり、竹澤がそのままトライ。27分には石田のカウンターアタックからボールを動かし続け、甘くなったレヴズのタックルを突き抜けたPR岡部がトライ。田村優がすべてのコンバージョンを決め、イーグルスが21-0とリードする。絶対にプレーオフを掴むんだという強い意思を感じさせるゲームスタートだった。

27分、横浜PR岡部がトライ

27分、横浜PR岡部がトライ


レヴズの反撃は30分過ぎからだった。31分、相手陣での連続攻撃で相手オフサイドのPKを獲得し、ようやく相手ゴール前に攻め込むと、左ゴール前ラインアウトからモールを押し、左に持ち出したHO日野が今季8号、通算60号トライ。

31分、レヴズはラインアウトモールからHO日野がトライ

31分、レヴズはラインアウトモールからHO日野がトライ



さらにホーンが鳴ったあとも相手陣深くで攻撃を続け、44分に再びゴール前ラインアウトから日野が持ち出し、CTBタヒトゥアがフィニッシュ。グリーンのコンバージョンはポストに嫌われ外れるが、レヴズが10-21と追い上げて折り返した。

横浜CTBジェシー・クリエル

横浜CTBジェシー・クリエル


静岡HO日野

静岡HO日野


前半44分、静岡CTBタヒトゥアがトライ

前半44分、静岡CTBタヒトゥアがトライ

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