1月11日、ジャパンラグビーリーグワン、横浜キヤノンイーグルスはここまで1勝2敗で迎えた第4節、静岡ブルーレヴズと対戦した。
序盤SHファフ・デクラーク、SO田村優のキックからブルーレヴズに揺さぶりをかけてスペースを作り連続トライでイーグルスがリード。前半4分に敵陣ゴール前のラインアウトから順目に展開し、最後はWTB竹澤正祥が先制のトライ。さらに7分、田村優のショートパントに対して、レヴズWTBマロ・ツイタマがキャッチできず、こぼれたボールをキャッチしたイーグルスCTBジェシー・クリエルが50mを独走しトライ。イーグルスが序盤10分で2本のトライを決めて、ペースを掴んだかと思われた。
![家村健太のキックオフ](/img/2025/0112/e6c47a0ba718c1f2f03ac6c8ff2620dc_original.jpg)
家村健太のキックオフ
![竹澤正祥の突破](/img/2025/0112/e290b9fe6e692053690e19a0d1f8e7af_original.jpg)
竹澤正祥の突破
![前半5分、WTB竹澤正祥のトライ](/img/2025/0112/d8088a95a790a8e52f3dbcee1f1635cf_original.jpg)
前半5分、WTB竹澤正祥のトライ
![前半7分、CTBジェシー・クリエルのトライ](/img/2025/0112/ef465f162553f4be01805dc92e3366d5_original.jpg)
前半7分、CTBジェシー・クリエルのトライ
![](/img/2025/0112/1966bb389ba364eb2bb7539683faf4d8_original.jpg)
12分、レヴズはキャプテン、クワッガ・スミスのトライを返すとそこからは互いに点の取り合いとなる。15分、イーグルスは、小倉順平のハイパントをマロ・ツイタマがキャッチできず、ボールを獲得すると、デクラークからパスを受けたWTB石田吉平が、切れ味鋭いステップで次々とディフェンダーを交わし会場をわかせると、アンストラクチャな状況から再びイーグルスがアタックの陣型を戻すし、最後は竹澤正祥がこの日2本目のトライを決めた。
![前半12分、クワッガ・スミスのトライ](/img/2025/0112/96668821a8f97263e8c56f019e35e33d_original.jpg)
前半12分、クワッガ・スミスのトライ
![家村がコンバージョン成功。レフリーはNZのMarcus-Playleさん](/img/2025/0112/26b33c93d7ac3dc1563126e5f68c5018_original.jpg)
家村がコンバージョン成功。レフリーはNZのMarcus-Playleさん
![切れ味鋭いステップで石田吉平が突破](/img/2025/0112/7a6a588c31accf8cbbd9c2250bd954f8_original.jpg)
切れ味鋭いステップで石田吉平が突破
![前半15分竹澤正祥のトライ](/img/2025/0112/23ae7e6c523fbdb800edb8e07478f8b6_original.jpg)
前半15分竹澤正祥のトライ
![前半20分マロ・ツイタマのトライ](/img/2025/0112/87a1045af5afed6b7b1eb489b32e4859_original.jpg)
前半20分マロ・ツイタマのトライ
![家村健太のゴール](/img/2025/0112/46ee1fd65930b28be69e39407fd29f24_original.jpg)
家村健太のゴール
この勢いを後半にも継続したかったイーグルスだったが、この日は失点が多かった。後半6分にブルーレヴズのアタックにディフェンスを崩されてLOマリー・ダグラスにトライを奪われて再び34‐21と詰められる。
![大戸裕矢が裏にでて](/img/2025/0112/6fa20725ec86b22436a3f4917071c5d6_original.jpg)
大戸裕矢が裏にでて
![後半6分、マリー・ダグラスのトライ](/img/2025/0112/8ad754aae60e738c4a96d91f248c5e46_original.jpg)
後半6分、マリー・ダグラスのトライ
それでも後半10分、イーグルスはラインアウトのセットプレーからWTB竹澤正祥のハットトリックで41‐21とリードを広げるが、ブルーレヴズも敵陣ゴール前のペナルティからクワッガ・スミスがクイックスタート。WTBマロ・ツイタマがトライを返し後半も互いに点の取り合いの展開となる。
![後半10分小倉順平から竹澤正祥へラストパス](/img/2025/0112/1a88bfc95696ab95a399b549aab45a0e_original.jpg)
後半10分小倉順平から竹澤正祥へラストパス
![竹澤正祥がハットトリック](/img/2025/0112/917c00f7a58b977198a2ae6bbceb6473_original.jpg)
竹澤正祥がハットトリック
27分、イーグルスはゴール前の攻防で田村からのロングパスを受けたWTB石田吉平が相手ディフェンダーをステップで切り返しトライ。46‐28と再びリードを広げる。33分、自陣22m付近で相手ボールをクワッガがターンオーバー。WTBテファレがボールを持つと一気に加速。敵陣22m付近までボールをキャリーし、今季2試合目の先発となるSH北村瞬太郎へオフロードパス。北村がそのままトライを決めて46‐35とする。残り5分、トライをとった方がボーナスポイントを獲得できるという状況へ。
![後半27分WTB石田吉平がトライ](/img/2025/0112/22c4e1a661a6a8af180856a1ace7f744_original.jpg)
後半27分WTB石田吉平がトライ
![田畑凌](/img/2025/0112/6784c3e9b246521bac9e06ebee616044_original.jpg)
田畑凌
![終盤敵陣ゴール前からスクラムでプレッシャーをかけるイーグルス](/img/2025/0112/665ca7f3fb13cf09710b54d264652af9_original.jpg)
終盤敵陣ゴール前からスクラムでプレッシャーをかけるイーグルス
ボーナスポイントを獲得したのはイーグルス。敵陣ゴール前のスクラムでスクラムを強みとするレヴズ相手にプレッシャーをかけると、最後はCTBジェシー・クリエルがこの日2本目のトライを決めて試合終了。53‐35と戦前の予想とは異なる乱打戦となった試合はイーグルスが勝利。イーグルスは2勝2敗として暫定4位とした。
![後半ロスタイム・CTBジェシー・クリエルのトライでイーグルスがボーナスポイントを獲得](/img/2025/0112/cfd64732503e40b199c1416b4a10ca6b_original.jpg)
後半ロスタイム・CTBジェシー・クリエルのトライでイーグルスがボーナスポイントを獲得
![ジェシーの調子もあがってきたイーグルス浮上のきっかけとなるか](/img/2025/0112/c6dd2204abd386728ace09b716c60e15_original.jpg)
ジェシーの調子もあがってきたイーグルス浮上のきっかけとなるか
次節は交流戦前最後のカンファレンス同士の戦いとなる。イーグルスは三菱重工相模原ダイナボアーズとの「神奈川ダービー」。敗れたブルーレヴズはホストに東芝ブレイブルーパス東京を迎えバイウィーク前の一戦に挑む。