新型コロナ陽性者が確認されたことで、リーグワンの開幕から2試合で不戦敗、勝点ゼロに終わった埼玉ワイルドナイツが、選手・スタッフ全員の陰性が確認され、所轄保健所から問題ないとの確認を得たことで、17日に活動を再開。18日から本格的なラグビートレーニングをスタートさせた。
王者がまさか、開幕から2試合連続不戦敗
埼玉ワイルドナイツは1月7日、国立競技場でリーグワンの開幕試合をスピアーズ船橋と行う予定だったが、3日の練習時に行った検査で3人がコロナ陽性疑いとなり、5日には陽性が確定。再検査を繰り返していく中で、陽性者は最終的に31人と広がり、選手全員が濃厚接触者と判定され、試合の登録に必要な23人が確保できず、試合は中止となり、第2節のグリーンロケッツ東葛戦も中止となった。
リーグワンでは、試合中止の責を作った側は不戦敗として勝点ゼロ、原因を作らなかった側にはBPつきに相当する勝点5を付与すると決定。船橋と東葛はそれぞれ勝点5を得た。東葛は、前身のNEC時代はトップリーグの最後の2シーズン勝ち星なしに終わっていて、勝点5を得たのは2018年10月、トップリーグ第6節で日野に38-12で勝って以来3年3カ月ぶりだった。