2022-23シーズンの大学ラグビーシーンでMVPを選ぶとしたら、やはり帝京大の大学選手権連覇に大きく貢献した副将SO高本幹也(大阪桐蔭)だろう。その高本は1月29日に東京サントリーサンゴリアスの入団が発表され、31日にアーリーエントリーされた。帝京大の4年生は大学選手権後も2月6日まで練習に参加して1年生にスキルなどを教えて「引き継ぎ」をしていたという。ただ高本は特例として、木曜日以外は1月中旬から帝京大の寮からサンゴリアスの練習に参加していた。
「新しいチームで、見本の選手がいっぱいいるので新鮮な気持ち」
――1月中旬から練習に参加していました。
大学選手権が終わって次の週から、無理言って練習行かせてくださいとお願いしました。レベルが高くて毎日が充実しています。いろんな先輩がいて、見本にしてもっと上手くなりたいという気持ちです。(帝京大の先輩CTB尾崎)泰雅さんと一緒に動いていて、泰雅さんに面倒を見てもらっています。
――そういった気持ちは久しぶり
成長したいという気持ちはあったが上級生になるにつれて見本にならないといけない立場だったので、新しいチームで、見本の選手がいっぱいいるので新鮮な気持ちです。大学1,2年生以来ですね。(影響は)全員、すごい選手ばっかりですが、森谷選手やクルーデン選手は同じ10番として見本にしています。
僕が見たことないポジションニングやプレーを見られるので毎日が勉強になります。あまり言葉には言えないが、そこ立ったりするんだなと僕にはない発想があっていい刺激になっています。(ただ)まだそんなに遠慮していてガツガツいけてないが、いいコミュニケーションを取って、いろんな話を聞ければいいなと思います。