準々決勝でサンゴリアスに勝利し準決勝進出クボタスピアーズ船橋・東京ベイが25日の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦にむけてオンライン会見を行った。フラン・ルディケHCとオペティ・ヘルが意気込みを話した。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ ワイルドナイツ戦試合登録メンバー

1 紙森陽太
2 マルコム・マークス
3 オペティ・ヘル
4 ルアン・ボタ
5 デーヴィッド・ブルブリング
6 タイラー・ポール
7 末永健雄
8 ファウルア・マキシ(C)
9 藤原忍
10 バーナード・フォーリー
11 根塚洸雅
12 立川理道
13 リカス・プレトリアス
14 ハラトア・ヴァイレア
15 押川敦治
リサーブメンバー
16 江良颯
17 海士広大
18 為房慶次朗
19 デーヴィッド・ヴァンジーランド
20 トゥパフィナウ
12 ブリン・ホール
22 山田響
23 ピーター・ラピース・ラブスカフニ
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ フラン・ルディケHC

フラン・ルディケHC
自分たちも他の3チームもハードワークした結果、準決勝に臨むことができます。会社也チームの誇りの広告塔としてこの場に立てて嬉しいです。セレクションに関しては3人が復帰しました。PRオペティ(・ヘル)、WTB(ハラトア・)ヴァイレア、そして控えにHO(江良)颯も復帰しています。ベンチのFW6人はリーグ戦でも何回もやって上手くいっていますし、(後半)ビッグボーイズを動かしたいということで控えFWが6人になっています。
――今季ディフェンスがすごく良くなっているが
ルディケHC ディフェンスのチームの良いチーム同士だし、何度も対戦している。 特に秘訣という秘訣もないし、2試合戦っている相手だし、ワイルドナイツのコーチ陣も知っているので非常に楽しみです。
――PGを狙うところは狙っていきたい?
ルディケHC ノックアウトトーナメントなので、ワンショットを決めないと勝てない。先週のサントリーで、良い準備ができた。プレッシャー下のパフォーマンスを経験できたことは大きい。シークレットはない。どれだけ落ち着いてゲームプラン通りにできるかで、それができると自信につながって、自信がつくとエンジョイできることを今週もやっていきたい。もちろん試合は80分なので、勝ちきれる場面もあるが、それができない場面で モメンタムが相手にいったりする場面で対応、挽回できるか、コントロールできるか(が大事)。
――プレーオフ2試合目で、相手は初戦となります。
ルディケHC 相手チームのことはわからないが、自分たちとしては、プレッシャー下で勝ち方ができたことは大きく成長できた、経験できた。前半はコントロールしていたがスコアボードに反映しきれなかったが、後半、対応できたことは学びで、勝ち方を見つけられたことは大きい。ワイルドナイツとは1試合目は24-26、2試合目は29-29で、アームレスリングのような試合だった。小さいことが大きな違いになる。しっかり小さなチャンスをものにしていきたい。
――ベストな選手を揃えた?
ルディケHC コンビネーションはベストだと思っていて、勝てるメンバーだと思っている。ワイルドナイツとの試合は、キックとテリトリー、セットピースと規律、正しいエリアでどれだけ点数に変えられるか。あとベンチFWが6人になっていて、チェイス、リロード、セットピース、80分通しての戦い方でこのメンバーになっている。
――前半からリードしたい?
ルディケHC 先週のサントリーで得た学びは、22mに入っているのにスコアボードでプレッシャーかけられなかった。今週は3点、狙えるところがあればどんどん狙っていきたいと思っています。(リーグ戦では山田選手のトライで追いついたが)彼のトライは、リーグの質の高さを物語っている。世界の人たちが見ているリーグになっていると思うし、上位の対決で、良いラグビーをしていて、自分たちのDNAとしてあきらめないところを見せられた。勝ちたかったが、引き分けだったところも良かった。あの試合からの学びも多かったので、そこも含めて準決勝を楽しみたい。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ PRオペティ・ヘル

オペティ・ヘル
トップ4に入れたことは嬉しいし、準決勝に出られることはよい機会だと思います。ハードワークしてきた結果だし、シーズンを通して学びを活かしたことがここに活かされているし、自分たちも準決勝に出る権利を獲得したしチャレンジしたい。あとはメンバーに数週間外れていたが戻ってこられて嬉しい。いつも通りベストを尽くしたいし、選手同士でサポートしていきたい。
――どこをケガしていたのか?
ヘル 自分のもちろん努力的なところもあるが。トレーナーやメディカルな人がケアしてくれた。しっかりと面倒見てくれて大きい。他の選手もハードワークしているところを見ていて、コントロールできることで、フィールド外で、ジムでやれることをやってきた。そこには信頼があるし、そこを含めての準決勝進出は嬉しい。

――スクラム面での成長はどこに感じる?
ヘル スクラムも楽な道のりではなかったが、毎週、良いものも悪いものもあるがとにかくプロセスを重視した。互いに信頼して修正しあっていた。今季だけではなく、1年目からコーチが手伝ってくれて築き上げていたことを今シーズンもやってきた。スクラムも1本ずつやってきます。
――どんなプレー見せたい?
ヘル どれだけシステムを信頼できるかで、特別なことはない。お互いのためにどれだけスクラムやラインアウトといった基礎的なことができるか。もちろんチャンスがあればキャリーをハードにするが、ディフェンスもそうだが、どれだけプロセス通りのことをエンジョイできるかだと思います。
――HOマークスについて
ヘル マークスは世界一のHOで、自分の成長を手伝ってくれるし、コーチも彼との組み合わせで出させてくれている。彼が横にいることで自信につながるし、横の彼だけでなく後ろからの選手も学んでいて、本当にマークスから日々学んでいる。
――リーグ戦2試合目で引き分けに追いついたことは大きかった?
ヘル そこに関しては前回の試合、引き分けでしたが、自分としてはエンジョイできていたし、ポジティブに捉えていた。ただ試合後、もっとできたことはあったと思う。今回、もう1回、準決勝で戦う権利を得たので、そういうチャンスはあると思う。そこはチャレンジになるが、毎日の練習でプレッシャーをかけていて練習していて、お互い信頼を得てエンジョイしていきたい。
――先週は「勝って反省できた」と多くの選手が言っていたが、今週注力したことは
ヘル 相手22m内に入って、チャンスを作っているけど点数に変えられなかった10分間くらいが反省点として大きくて、そこをハードワークして、点数に変えられるか。簡単なことではないがテリトリーをどれだけ稼げるかなどもやってきて、自分としては良い準備ができて、メンタル的にも良い準備ができている。
――ワイルドナイツで注目している選手は?
ヘル 全員と答えたい。全員が脅威だし、チームとして勝ちたい。プロセス通りで、自分たちのフォーカスでやっていきたい。周りの選手をできるだけサポートして、信じてやっていきたい。相手というよりチームメイト、自分を信じて楽しんでやっていきたい。