ラグビーリーグワン・ディビジョン1、クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、4日、敵地・熊谷へ乗り込み、リーグ首位を走る埼玉パナソニックワイルドナイツに挑んだ。今シーズンここまで無敗できているスピアーズ。これまでの戦いとは異なり、司令塔SO・バーナード・フォーリーを軸に多彩なアタックオプションでゴールラインに迫った。しかし、終わってみるとノートライに封じ込められてしまった。プレーオフで再戦する可能性も高い相手に実際、戦った選手たちはどんな印象をもったのか。ここまで出場全試合でトライをあげているWTB木田晴斗、FL末永建雄、立川理道キャプテンに話を聞いた。
試合を終え、全体を振り返ってもらった。
「前半風上で、チームとしてうまく試合を運べましたが、後半ワイルドナイツの激しいプレッシャーをうけてチャンスで取り切ることができなかった。最後の10分で差がでてしまった。まだ先のことはみていないですが、もう一度ワイルドナイツと対戦できるようにこれを学びとしてこれからもタフな試合が続くのでしっかり準備していきたい」(立川理道キャプテン)
「(トライまで)いけそうなところまでは来ていましたが、やっぱり(ワイルドナイツのディフェンスは)粘り強いなという感じでした。あとは自分たちが我慢できなかったというところもありますね」(末永建雄)
「敵陣に入った時に乗り切る(プレーの)精度というか、取り急いでしまった時にミスしたり、ペナルティーだったりでちょっと流れがつかめなかった」(木田晴斗)
この試合に向けた準備段階での仕上がりはどうだったのだろうか。
「まずは自分たちにフォーカスしようと。敵のところは自分たちで変えられない部分なので。コントロールできるのは自分たちなので、1週間過ごしていい準備はできていました」(木田)
ここまで無敗のスピアーズ。昨年に対戦した時と比較して今シーズン自信はあったのだろうか。
「ここまでいい形できていて、昨シーズンも自信はあったんですけど、この試合を楽しみにして準備もできてきていたんですけど、結果が伴わなかったという感じですね」(末永)
前半風上をとってリードして折り返したスピアーズ。チームとしてハーフタイムどんなレビューが行われたのだろうか。
「特に前半はスコアに変えられたので、風上活かしてキックで3点、3点…で取れましたから。後半、風上になるけど、プラン自体は大きく変えずに自分たちのプランを遂行しようという話でした」(末永)
ワイルドナイツとの差は・・・。
「本当に差は細かいところだということが今回試合でわかったので、それを学びとしていきたい」(末永)
木田選手には、同期で対峙した長田智希選手、自身のプレー、ジャパンへの思いをさらに聞いた。