クラブ創設以来初の決勝進出を決めたクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。序盤、相手のサンゴリアスは14人となったものの、フィジカルバトルでもプレッシャーをかけてきて優位な展開になることなく試合は終盤まで進んだ。
後半37分、スピアーズはキックで裏のスペースへボールをキック。ゲラード・ファンデンヒーファーらのプレッシャーで5mスクラムとなる。そこからのアタック、バーナード・フォーリーがサム・ケレビのタックルを受けながらもゴールポスト左に決勝のトライを決めた。その後のサンゴリアスの猛攻をしのぎきり悲願の決勝進出を果たした。フォーリーの見据える先にはタイトルカップを獲得することがあった。
――今日はいろいろなことがあった。長いキャリアの中でもなかなかないゲームだったのでは。
それが決勝トーナメントというものなのでしょう、いろいろなことが起こりましたが、最後まで諦めずに戦い、結果を出すことができました。
――ゲームが切れるシーンが多かったが、選手としては難しかったか。
まあ、たぶん何かしらあると思いますよ。実は昨日の試合も見て確認していました。TMOの介入が多いので、それについては話しました。TMOがチェックすることで、多くのダウンタイムや時間が発生するため、そこで私たちはどのようにコネクトし、タスクに集中し、私たちのプロセスの中にとどまることができるのかを話しました。残念ながら(TMOがあることは)それが現状であり、もしそうであれば、私たちはそれに対処するための最善の準備をしなければならないということですね。