NTTジャパンラグビーリーグワンが12月21日開幕。ディビジョン1で2シーズン目となる三重ホンダヒートは今シーズン「ベスト6」を目指す。チームの中心選手の一人である、アルゼンチン代表、パブロ・マテーラが本誌の独占インタビューに応じた。1時間にわたるロングインタビューを3回に分けてお届けする。
1回目は、ロスプーマスとして戦ったオータム・ネーションズシリーズ、そして再びヒートに戻り、今シーズンに向けた意気込みについて。
――日本に戻ってきたのはいつですか?
月曜日だからちょうど一週間前かな。旅慣れてはいるけど(苦笑)、ちょっと疲れているね。
――今季のリーグワンの話をする前に、今年のアルゼンチン代表の活動を振り返ってもらえませんか。
本当にワクワクするような年だった。7月のテストマッチでは、フランス代表に勝利し、ウルグアイ代表にも勝った。とてもポジティブな年だった。そして、ラグビーチャンピオンシップでは、オーストラリア代表、南アフリカ代表、ニュージーランド代表という強豪3チームに初めて勝利した。秋のツアーでは、イタリア代表にも勝ったし、アイルランド代表戦も良かったね。
勝てるチャンスがあった試合で(19-22と)3点差で負けた。最後のフランス代表との試合(23-37)は、おそらく我々のベストパフォーマンスではなかったけど、全体的にはプーマスにとって非常にポジティブな年だったと思う。
――今年からヘッドコーチがフェリペ・コンテポーミに替わりましたね。どんなコーチですか。
彼は本当に優れたコーチだと思うし、今はヘッドコーチだが、それまではマイケル・チェイカのアシスタントコーチだった。だから、マイケルがやっていたことをそのまま引き継いで、同じ路線を歩んできたんだと思う。だから、新しいプロセスを一からやり直す必要はなかった。始めたプロセスをそのまま続けて、改善を続けてきた。だから、フェリペは今年、本当に僕たちにとって良い存在だったと思う。
――今、インターナショナルで対戦していて楽しい選手は?
SHアントワーヌ・デュポンかな。世界最高峰の選手の一人だし、そう言った相手と戦うのが好きだから。
――ヒートの話をしましょう。チームはディビジョン1で戦う2シーズン目ですが、マテーラ選手は、今季は初めからプレーすることになりますね。
このチームでシーズンをスタートさせることができて本当に嬉しい。昨季は、僕のチームメイトのプレーを見るのはとても辛かった。スタートはあまり良くなかったのに、チームの助けになることができなかった。だけど、今季は最初からチームに関わることができる。だから、僕たちにとって、今、本当に好スタートを切って勝利を収めるために、とても貪欲なチームであることがすごく重要だと思う。だから、初戦が待ち遠しいよ。
――去年は試合の序盤の失点も多かったですが、どこに原因があったと思いますか?