28日、リーグワン、東芝ブレイブルーパス東京は、横浜キヤノンイーグルスと対戦。後半65分まで5点差の僅差で接戦の展開となるが、そこからチャンスをしっかりとスコアにつなげイーグルスを突き放し41-19で快勝。12月序盤の3戦を2勝1敗で2025年を終えた。試合後、司令塔のリッチー・モウンガに話を聞いた。
浮き沈みのある内容だった。でも勝ちは勝ち!
――まず、これで2連勝ですね。
はい。すごく気分がいいです。勝利とボーナスポイントを取れたのは本当に良かったです。2連勝できたことは、チームにとってとても大きいですね。
――勝利後のチームの雰囲気はどうでしたか?
チームは今の状況に満足しています。ただ、正直に言うと、今日の勝ち方は自分たちが思い描いていたものではありませんでした。かなりバタバタした、正直あまりきれいではない試合でした。
もちろん勝てたことは嬉しいですが、美しい試合だったとは言えません。若い選手も多く出ていましたし、浮き沈みのある内容でした。でも、最終的には勝ちは勝ちです。
―― 怪我人が出る中で、若い選手たちが出場していますが、どう感じていますか?
怪我が出たことで、他の選手にとっては大きなチャンスになりました。そして、そのチャンスを与えられた選手たちは、本当によく応えてくれています。
それはチームにとっても素晴らしいことですし、選手本人たちにとっても大きな成長につながっています。チームの厚みを作るという意味でも、とても良いことだと思います。これからもラグビーを通して、自分たちの強さを示していけると思います。
――3試合を終えて、これからバイウィークに入りますね。しかも日本ではお正月の時期です。どう過ごす予定ですか?
家族とゆっくり過ごします。生後5週間の赤ちゃんがいるので、家族と一緒に過ごすには最高の時間ですし、これまでのとても良い一年を振り返る時間にもしたいですね。
―― 日本式のお正月、「正月」を体験する予定はありますか?
そうですね、たぶん。神社に行ったりすると思います。はい、間違いなく行きますね。
府中に神社があって、屋台もたくさん出るんです。とても人気のある神社なので、そこに行って、何かご利益をもらえたらいいですね。
――お餅や伝統的な食べ物も?
もちろんです。日本の伝統的な料理はしっかり楽しみたいです。
――2026年を見据えると、ここ数年とは少し違った年になりそうですね。どのくらい先を見ていますか?
正直なところ、このバイウィークをずっと楽しみにしていました。シーズン最初の3週間は、本当に感情の起伏が激しかったです。
「日本のラグビーが素晴らしい一年になることを願っています」
大きな敗戦もありましたし、その後に連勝もありました。一方で、重要な選手たちに大きな怪我も出ました。だからこそ、このバイウィークはとても大切です。体の状態を整え、気持ちの面でもリフレッシュして、次のブロックに備えたいと思います。
―― ラグビー的に、2026年に一つ願いを挙げるとしたら?
ラグビー的にですか? それは難しいですね。
少し広い視点になりますが、ラグビー全体にとって良い一年になればいいなと思います。
もう少し具体的に言うと、日本ラグビーが素晴らしい一年になることを願っています。もっと多くの人に注目され、関心が高まり、それによって才能ある選手が集まり、世界トップレベルの選手たちが日本でプレーするようになってほしいですね。
――ちょっとくだらない質問ですが、最近生まれたお子さんは日本代表の資格はありますよね?
あると思いますよ。今ならカテゴリーA1ですね。
――もし日本代表でプレーしたいと言ったら?
もし本人が日本でプレーしたいと言うなら、僕は大賛成です。ただ、日本のパスポートは取れないと思いますがラグビー的には可能ですね。まあ、サッカーか、できればゴルフかな。ゴルフの方が稼げますからね(笑)。そうなれば、世界中を旅して試合を見に行けますし。野球もいいですね。でも野球なら、できるだけ早くバットとボールを持たせないといけませんね。
ありがとうございました。良いお正月をお過ごしください。

