5月27日、東京都内のホテルで、3シーズン目のリーグワンを締めくくる、年間表彰式である「NTT リーグワンアワード 2023-24」が開催された。
ディビジョン1の年間MVPには14シーズンぶりに王者となった東京ブレイブルーパス東京に今季加入した、オールブラックスキャップ56を誇るSOリッチー・モウンガ(30歳)が選出された。
「自分が今ラグビーをやっているのは、(シーズン中に)亡くなった父の存在が大きい。父に捧げたい」と話した。モウンガはチームの優勝だけでなく、「ベスト15」、選手が選ぶ「プレーヤー・オブ・ザ・シーズン」、そしてMVPと個人3冠にも輝いた。そのモウンガは表彰式後、報道陣に対応して喜びを語った。
――優勝後、すぐに家族を探していましたね
ラグビーをプレーすることが私の仕事であることはもちろんなのですが、ラグビーをプレーすることは、実際自分がどういう人間であるかということのほんの一部でしかないんです。だから、試合が終わればいつでも、プレーが終わればいつでも、私の意識は家族、つまり私にとって最も大切な人たちに向かいます。
――ファンの人が騒然としていましたね
昨日の試合は、本当に想像を超える素晴らしい決勝戦でした。そのような試合を観客やファンに見せられたことはとてもクールでした。またリーグワンがこれからどこへ向かって行くのかを示すものにもなったと思います。