チーム創設初のトップ4入りを果たした横浜キヤノンイーグルスが準決勝初戦、埼玉パナソニックワイルドナイツ戦に向けた練習を公開した。生え抜き選手の一人、FL嶋田直人がトップ4入りした喜び、そしてワイルドナイツ戦への意気込みを話した。

――トップ4が決まって


めちゃくちゃ嬉しかったですね。ずっとキヤノンで長くプレーしてきて、全然勝てなくて、12位とかそんなシーズンもあったんで。本当に素直に嬉しく思っています。僕自身、トップ4未経験なんで、その舞台にたって試合をするということに対して、少し緊張する部分とかもあるかなと思うんですけど、今はすごいワクワクしているというか、すごい楽しみです。

――昨年からのチームの成長


より一体感をチームとして感じています。チームみんなが、イーグルスのために、試合出る選手のために、試合に出ている選手は出れない選手のために、という思いが去年よりもつよくなっているかなと。それがプレーにも現れて、しんどい時にもう1個足が出たり、みんなそれぞれしっかり体張ってディフェンスできたり、苦しい試合とかでも勝ち切れたりしたかなと。


――そういった変化は日々の蓄積だと思いますが何かオフザ・フィールドでも変わりましたか


グラウンド外で、みんなご飯行ったり、特に毎週試合の2日前、土曜日の試合だと木曜日とかに、外国人と日本人が混ざって、多いときとかは本当に20人近くとかで、近くのカフェに行ったりとか。勝手に集まってきます。元々はコーリーヒルがみんなで行こうって言い始めたんですが。最初少なかったのが、どんどん毎週人が入れ替わったりとかしながら来てたり。ラグビー以外のところでも繋がれているというか、そういうのも大きいのかなと思います。

今日の練習どうやったという話をするときもあれば、次の試合に向けての話をしたり、あとは全然違う話をしたり、すごくいい時間を過ごしています。みんなで。長いと2時間、3時間、あと２杯、３杯とかみんな飲んだりして、行く時間も結構バラバラですね。


――前回のワイルドナイツ戦ではブレイクダウンで互角以上に戦えたことが健闘の要因でしたが、今回ブレイクダウンでどう戦いたい？


自分たちのディフェンスシステムを遂行するためにも、ブレイクダウンでファイトして、ちょっとでもクイックにリサイクルさせないということが大事になってくる。いいイメージは前回の試合で多分みんな持てていると思います。ただ、ワイルドナイツも精度を上げてきていると思いますし、その部分をこの２週間でメンタル的にも、フィジカル的にも準備しないといけない。