江良颯が鮮烈なデビュー!アーリーエントリー登録後トップレベルの試合に登場! | ラグビージャパン365

江良颯が鮮烈なデビュー!アーリーエントリー登録後トップレベルの試合に登場!

2024/02/12

文●編集部


2月10日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイに新たに加入した江良颯(帝京大学4年・HO)が、アーリーエントリー登録を果たし、スーパーラグビーの強豪、ギャラガーチーフス戦に後半から登場した。そのプレーは大学選手権で見せたものと変わらず、インターナショナルレベルでも堂々たるパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。彼の活躍はスピアーズのみならず、日本代表として\期待も膨らむ。

フラン・ルディケHCは試合後の会見で以下のように江良のパフォーマンスを評価した。


「江良選手は後半20分と予定していた出場だったが、過去2~3年間練習に参加してもらっており、この数週間でこの試合に向けてしっかりとプランを持っていたので、準備は整っていた。彼は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、チームにとって重要な役割を果たしてくれた。特にセットピースやスクラムでの安定感は素晴らしかった。このような若い選手が、このようなレベルでプレーできることは、日本のラグビーにおいてポテンシャルや才能がある選手が存在することを示しています。彼の成長に期待しています」

アーリーエントリーした江良はリザーブでメンバー入り。ウォームアップからこの笑顔

アーリーエントリーした江良はリザーブでメンバー入り。ウォームアップからこの笑顔



江良はチーム合流は1月中旬からで、練習見学は大学2年から行っていたと明かした。試合出場が決まったのは先週の月曜日で、「すごい楽しみが一番大きかった。自分のできるプレーを出し切って世界クラスの相手にチャレンジできると思っていました」(江良)

スーパーラグビーチームとの対戦では、気を抜けば隙をつかれると感じ、常に集中して試合を進めたと語った。特にモールからのトライを狙った際は、「相手の腕力や身体の入れ方に対し、もっと勉強が必要だと感じた」と振り返った。

フィールドプレーでも積極的にボールキャリー

フィールドプレーでも積極的にボールキャリー


後半入ってすぐのスクラムではペナルティーを獲得した。

「自分の強みであるスクラムの手応えがありました。入る前のセットアップから勝ったというのを実感していたので、最後に相手がアングルで入ってきたのでペナルティーが取れた」


後半から江良が交代でピッチに入ると最初のスクラムでコラプシングを勝ち取り、チームメイトが祝福

後半から江良が交代でピッチに入ると最初のスクラムでコラプシングを勝ち取り、チームメイトが祝福



江良自身、海外の選手に対して身長の低さを生かした戦い方を模索しており、リーグワン相手にどれだけ戦えるか不安もあるが、ひたむきにチャレンジすると決意を示した。





スローイングに関しては「何個かミスしてしまった。ラインアウトの高さだったり、僕自身勉強していかないといけない」と振り返ったが、練習の成果が出た場面もあったと述べた。

この経験についてはこれからのリーグワンでのプレーで自信をつけたと話す。「今まで首相としてチームをまとめていこうと考えていたが、自分自身にフォーカスしてプレーできた」とチームの勝利に貢献することを意識していると語った。

江良と押川、スタンドに帝京大の恩師・岩出前監督を見つけ笑顔であいさつ

江良と押川、スタンドに帝京大の恩師・岩出前監督を見つけ笑顔であいさつ


岩出雅之帝京大前監督

岩出雅之帝京大前監督


最後に、例年2月まで帝京大ラグビー部は活動しているが、今回のアーリーエントリーは相馬監督からスピアーズでの両方の活動を両立することにOKが出たという。これまでのサラサラヘアーからイメージをチェンジさせる、パーマと髭という風貌については「帝京はちょっと厳しいので(苦笑)。それ(クボタの新人研修までは)までちょっと」と話した。

試合後の記念撮影。江良は真ん中に!

試合後の記念撮影。江良は真ん中に!



世界的プレーヤー、江良颯としての第一歩が始まった!

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