関西勢としては、36年ぶりの大学日本一を成し遂げた天理大学、チームを指揮する小松節夫監督が試合後に話した思いを余すところなくお届けする。
「努力次第で関西のチームでも日本一になれる」
何回か決勝で負けていまして、今日も決勝ということで、今までのうちチームは東京で大きな試合でなかなか実力を発揮できず悔しい思いをしていたが、今日は実力を出し切ろうと送り出しました。強い早稲田さんのアタックに対して崩れかけたところで、ディフェンスで頑張って走って何回も起き上がってディエンスして、早稲田さんのアタックプレッシャーをかけられたことが勝因になったと思います。本当に学生たちが実力を発揮してくれて、素直に嬉しく思います。
本当に学生たちがハードワークした。今年はすごくいいチームで、キャプテン中心に学生がいいチーム作ってくれた。自分たちで乗り越えてくれたと思います。我々だけでは到底乗り越えられなかった大学、天理市民皆さんのおかげで活動再開できた。そういう意味ではその恩返しをしたいと思ってやってきました。勝つことができて、喜んでもらえることができて嬉しい。今までの卒業生たちの悔しい思いを今日学生たちが晴らしてくれた。今までいろんな方にご支援いただき、ようやく今日優勝することができました。
――今年のチーム強さは?
過去の決勝に出たチームと比べると、経験値が高かった。彼らは1年生から3回悔しい思いをしていた。そういう子たちが数多く4年生にいた。決勝にかける思いが過去2回と違った。
――関西リーグの序盤はあまり質が高くなかったが、今日は質が高かった
まず、試合経験がなかったので序盤はかなりバタバタして苦しみました。関学の試合あたりから悪いところが出て、同志社戦もそう。ディフェンスが修正点から入りましてアタックの精度も上がった。流通経済大さんのゲーム前の準備で、前を出ようと若干システムを変えました。
また流通経済大さんのアタックがフラットに走り込んでくるアタックをしていた。ディフェンスを修正しながら、もともと天理大がやっていたようなアタックに修正して、アタック、ディフェンスから少しシステムが変わりまして、試合をするたびに精度が上がっていくように感じた。