関東大学ラグビーの2021シーズンもいよいよ山場だ。
今季は対抗戦グループもリーグ戦グループも優勝争い、大学選手権出場権争いが最終節までもつれ込む混戦となった。
残すは最終順位をかけた最終節のみ。まずリーグ戦グループは、11月28日に秩父宮ラグビー場とセナリオ三郷で4試合が行われ、最終順位が確定する。
第6節終了時点の順位
第6節終了時点の順位はこうなっている(勝敗分 勝点 得点-失点 得失点差)
1 東海大 5勝0敗1分 勝点27 327-63 得失点差+264
1 日大 5勝0敗1分 勝点27 254-88 +166
3 大東大 4勝2敗 勝点19 179-151 +28
4 法大 2勝4敗 勝点12 164-172 -8
4 流経大 3勝3敗 勝点12 131-176 -45
6 関東学大 2勝4敗 勝点10 138-222 -84
7 中大 2勝4敗 勝点8 127-236 -109
8 専大 0勝6敗 勝点1 96-311 -215
この時点でシーズン順位が確定しているのは3位の大東大と8位の専大のみ。
優勝をかけて激突した第6節、東海大と日大の全勝対決は19-19のドロー。優勝決定は最終節にもちこされた。最終節の両校は、秩父宮の第1試合で11時30分キックオフでまず日大が法大と対戦、14時からの第2試合で東海大が流経大と対戦する。両者が最終節を終えても勝点で同点になった場合は、全試合の総得失点差で順位が決まる(ほかの順位も同じだ。
参照
第6節終了現在の総得失点差は東海大が+264で日大は+166。総得失点差で日大が逆転するのは現実的には考えられないので、勝点で勝負をつけるしかない。
日大とすれば、第1試合で勝点5を獲得して、第2試合で流経大と対戦する東海大にプレッシャーをかけたい。対戦する側の法大と流経大はともに大東大に敗れ、4位以下が確定してしまった。大学選手権出場は消滅しておりモチベーションがやや心配にも思えるが、そこは学生スポーツだ。意地もあるはず。しかも勝点0で終わった場合、現在勝点10で専大と戦う関東学大、さらには勝点8で大東大と戦う中大にも抜かれて入替戦に回る可能性もある。リーグ戦のチームにとって入替戦出場は絶対に避けたい事態。負けるわけにはいかない。