全国女子選手権準決勝第1試合は17日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われ、関東1位の横浜TKMと関西・九州2位の日本経済大アマテラスが対戦。計10トライを奪った横浜TKMが64-19で圧勝し、2月1日の決勝に進んだ。
TKMは前半5分、SO山本実のトライで先制。さらに12分にHO永岡、16分にFBヨレインがトライを加え、21-0とリードする。
日経大は19分にHO山住小雪が初トライを返すが、TKMは28分にラインアウトモールから根塚智華がトライ。31分にはCTB徳永結羽、34分にはFBヨレインというバックス勢も連続トライをあがえ、39分にはベテランLO松永美穂がトライ。TKMが47-5と大きくリードして前半を終了。
前半はエリア獲得を優先するあまり相手にボールを渡してしまいがちな日経大だったが、大きくリードされた後半は「キックはやめてキャリーしていこうという作戦が当たって、アタックのモメンタムを出せました」と話すサクラxvのPR町田美陽が強いキャリーでリズムを作り、10分にはその町田がトライ。
後半、なかなかリズムをつかめなかったTKMだったが。15分には一瞬の隙に反応したSO山本のキックパスからWTB11アカニシがトライ。
日経大も27分、PR1ウナイシがトライを返し19-54とするが、自力で上回るTKMは後半投入のインパクト勢がゲームを建て直し、30分に再びラインアウトから根塚、38分には山本のキックパスからWTB堀川侑愛がトライ。64-19までリードを広げ、試合を決めた。
YOKOHAMA TKM 長谷部直子HC
「地元・横浜で開催の試合を勝ち切ることができて、選手が頑張った、ゲームの入りで落ち着いて入れたことが一番良かった。最初にエリアを取って、準備してきたプレーをやりきることができたと思う。決勝のアルテミ・スターズとは関東大会で一度対戦して勝っているけれど、決勝に向けては相手も違うチームになっていると思う。私たちは決勝は初めてだし、チャレンジャー精神を忘れずに、そしてプラスアルファで相手の分析をしっかりして、良い準備、良いマインドで臨みたい」

TKMの長谷部HCと永岡萌キャプテン
YOKOHAMA TKM 永岡萌主将キャプテン
「昨年はこの準決勝で負けたことを1人1人がもう一度理解して、自分たちはチャレンジャーだということを受け止めて、ひとつひとつのプレーの精度をこだわって試合を進められたと思う。セットプレーはセブンズの期間にセブンズ以外のメンバー、FWのメンバーでハードワークをして精度を高めてくれた。アシスタントコーチ、スポットコーチのみなさんが細かいところまで指導してくれたので、そういうところが強みになっていたと思う」
日本経済大AMATERUS 淵上宗志監督
「結果は悔しい。ただ、後半はプライドを出すことができた。前半からそういう戦いをして、女子ラグビーをもっと盛り上げたかったけど、我々は半分が1、2年生で経験値が少なく、ゲームの入り方や戦い方も分からず、ゲームを進める中で徐々に慣れていった。最後は学生たちがプライドを見せてくれたのが嬉しい。試合の機会が少ないのは我々の課題というよりも九州の課題だと思う。正直、夏にTKMと試合をしたときはそこまで差は感じなかったけれど、今日はこれだけ差がついた。シーズンに入ってからの強化が足りていないところがある。この課題を跳ね返すだけのマネジメントを僕がやらいといけないと思っています」

日経大の淵上監督と渡部はるあキャプテン
日本経済大 渡部はるあキャプテン
「自分たちが練習してきたことを出せないシーンが多かったのが残念です。その中でもチームでコミュニケーションをとろうとしたけれど、相手のプレッシャーに負けてしまう場面が多かった。前半はトライをどんどん取られて、チームで話をしようとしたけどパニックみたいになってしまった。来年、後輩たちがまたここに戻ってきて頑張ってもらおうと思います」


























大友信彦