サクラXVは5日、ケープタウンのアスローンスタジアムでWXV2の2戦目となるスコットランド戦に臨んだ。
スコットランドは今年の女子シックスネーションズ4位で世界ランク5位(日本は10位)。昨年のWXVで日本はは7-38で完敗している相手だ。今年のWXVでも初戦ではイタリアに19-0で完封勝ち。日本はWXVに乗り込む前のウォームアップ試合でそのイタリアに8-24で敗れている。かなりの強敵だ。
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日本は南アに24-31で敗れた前戦から先発2人を入れ替えた。HO谷口琴美に替えて公家明日香を、WTB松村美咲に替えて松田凜日が先発入りした。
特に注目されたのは、パリ五輪のセブンズから15人制に復帰した松田のポジション。
レスリー・マッケンジーHCは松田のWTB起用について「今のチームは強いCTB陣がいるので、これを交代させる理由はない。凜日は成熟した選手でサイズにもスピードにも優れる。こういう選手をエッジに置くことは私たちのアドバンテージになる」と説明した。
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松田凛日は14番で先発出場
サクラXV スコットランド戦メンバー(カッコ内の数字はキャップ数)
1 加藤幸子 横河武蔵野アルテミ・スターズ(26)
2 公家明日香 アルカス熊谷(16)
3 北野和子 三重パールズ(16)
4 佐藤優奈 東京山九フェニックス(18)
5 吉村乙華 アルカス熊谷(23)
6 川村雅未 (17)
7 長田いろは アルカス熊谷(35)
8 齋藤聖奈 三重パールズ(45)
9 津久井萌 横河武蔵野アルテミ・スターズ(36)
10 大塚朱紗 アルカス熊谷(29)
11 今釘小町 アルカス熊谷(27)
12 弘津 悠 ナナイロプリズム福岡(11)
13 古田真菜 東京山九フェニックス(31)
14 松田凜日 東京山九フェニックス(10)
15 西村蒼空 三重パールズ(15)
【リザーブ】
16 谷口琴美 横河武蔵野アルテミ・スターズ(21)
17 峰 愛美 日体大女子(8)
18 永田虹歩 三重パールズ(24)
19 向來桜子 日体大女子(16)
20 ンドカ ジェニファ 北海道バーバリアンズディアナ(9)
21 阿部 恵 アルカス熊谷(26)
22 山本 実 横浜TKM(32)
23 小林花奈子 横河武蔵野アルテミ・スターズ(15)
日本は前半、風下からキックオフ。開始直後の蹴り合いで自陣に入られ、スコットランド最初のラインアウトからのアタックで連続攻撃を許し、2分に先制トライを献上。0-7と先行を許すと、次のキックオフからも蹴り合いで後手を踏み、再び自陣ゴール前に攻め込まれるが、このピンチはスコットランドのラインアウトモールを止めてターンオーバー。そこからもPKからのキックがタッチに出ないなど、自陣ゴール前での戦いを強いられたが、10分、日本ゴールに迫った相手CTB12トムソンをWTBで先発した松田凜日がゴール前10mでタッチに押し出す好ディフェンスでピンチを脱出する。