宮崎合宿を行っているラグビー日本代表、SH藤原忍が22日練習後取材に応じ、現状を話した。BKの選手たちが行った3日間の特別練習や、若い選手がさらにう増えたことでチーム全体がどんな雰囲気であるか、さらに9番というポジションがらリーダーシップを出していくことの重要性についても意気込みを話した。
SH藤原忍
――BKだけの特別練習ではどんなことを?
僕はFW練習の方に来ていたので、共有してもらったところでは、まずキックありきじゃなくて、ジャパンの強みであるアタックをファーストフェイズから考えて、キックを織り交ぜていくということを意識していたとのことです。
いくつかオプションが増えてきたので、そこをFW・BKが一緒になって今合わせている状態です。

藤原忍
――PNCで優勝するために一番大事になってくるところ
まずは一人一人のエフォートが重要になってくると思います。自分自身は、テンポのところで強きのアタックであったり、状況判断を大事にいていきたいなと思っています。
――PNCの後には、南アフリカとのテストマッチも決定しました。
いやもう楽しみです。フィジカルもそうですし、スピードもどのくらい通用するのか、もちろん勝ちにいきますけど。(マルコム・マークスも出てくれれば・・・)嬉しいですね。

――代表2年目のPNC。何か違いは?
去年は初めてのことがいっぱいでどっちかといったら、言い方悪いですけど、言われたことをこなすじゃないですけど、そんな感じだったんですが、今は9番として、10番といっしょにチームをリードする側にまわっています。
――チームとしての違いは?
若い選手が僕も含めて増えたので、本当に下からのエナジーもすごく感じますし、僕も中堅くらいなので、リードしないとダメだなというプレッシャーはあります。
――ウェールズ戦の2戦目では接点で相手にやられた部分が多かったが、そこの改善にむけた練習は?
ブレイクダウンでいけない、アタックできない、じゃあキックけろうみたいになってしまったんで。そうじゃなくて、結構モメンタムを作るためのアタックが増えたんですけど、そういうの含めて、9番、10番がリードしないといけなくなりましたね。

――リーチ・マイケル選手が不在です。
いる、いないですごく変わるのは実感しています。本当リーチさんはジャパンを象徴しているじゃないですか、やっぱり。エディーさんから言われているんですけど、本当に一人一人がリーダーであるという思いを持てと。なので引っ張っていきたいですね。
今は誰がキャプテンになってもいいかなと(笑)。僕は今までないです。
――ポジション争いはどう?
すごくいい練習できていますし、本当に僕としては絶対に負けたくないんで一生懸命やってます。

ポジション争いをする一人、北村瞬太郎(静岡ブルーレヴズ)
――PNCに向けて
どこの国から見てもジャパンは小さいですけど、フィジカルでも衰えず、スキルを使ってスマートにかつスピーディーなアタックを見せていきたい。(目標は)もちろん優勝です。去年のフィジーとの決勝を思い返すと最初は良かったけど、後半の入りであったり、前半の後半の入りだったり、ミスで何個かいかれているので、そこは練習中から意識しながらやっていきたいし、そこが鍵になると思っています。