イングランドで開幕したラグビーワールドカップ女子大会に参加しているサクラフィフティーンこと女子日本代表が試合前日の23日、試合会場となるフランクリンズガーデンズでスタジアムラン(試合前日練習)を行い、練習後に前日会見。べリック・バーンズ・アシスタントコーチとCTB古田真菜、フッカー公家明日香がメディア対応を行った。
CTB古田真菜(東京山九フェニックス)
「前のワールドカップが終わってから3年間、ずっとこの大会を楽しみにしてきたので、今はワクワクしているのが一番です。仲間たちと積み上げてきたものを、責任をもってプレーしたい。少しでもミスをしたら流れを持っていかれてしまうので、精度高くプレーしたい」
――初戦前日の心境を。
「大会の日程が発表されて以来8月24日をターゲットにしてずっと練習してきました。紙に『8月24日』と書いて貼ったりしたくらいターゲットにしてチーム全員で積み上げてきました」
――本番のスタジアムを実際に訪れた感想を。
「実際に芝の上に立ってみて、すごく良い環境でプレーできるんだなと感じてワクワクしました。これでお客さんも入って、相手もやりがいのある相手ですし、チームとして楽しみな状態です」
――ワールドカップ本番を前に、緊張と楽しみとどちらが強いですか。
「ほかの選手とも話したのですが、私たちは昨年、一昨年のWXVなど大きい大会を経験しているので、この大きな大会でも地に足を着けて戦える準備ができていると思います」
――スタジアムのデコレーションなど大会の雰囲気はどう感じましたか。
「スタジアムに到着したら、チェンジングルームもワールドカップ仕様になっていて、いよいよ始まるんだなと思ったし、ここを目指してきた合宿の期間が蘇ってきました(笑)」
HO公家明日香(アルカス熊谷)
「私は初めてのワールドカップですが、そのプレッシャーは感じていなくて、明日の試合が楽しみという気持ちが強い。挑戦しがいがあります。今までやってきたことがどれだけ通用するか、出せるのが楽しみです。チャンスは多くないと思うので、そのチャンスを活かす鍵になるセットプレーをひとつひとつしっかりとやりたい」
――初戦への抱負を。
「初戦の重要性は理解しているつもりです。日程が決まってからずっと、8月24日をターゲットにしてトレーニングしてきました」
――本番の会場を訪れた感想を。
「私は英国へ来たこと自体が初めてなのですが、ラグビーを取り巻く環境が日本とまったく違うなあと感じています。グラウンドの芝生といい、ラグビーの知名度といい、日本とはまったく違って、町の普通の人がみんな応援してくれる。今日スタジアムに来てもスタジアムも芝もとてもキレイで、明日の試合がより楽しみになりました」
――ワールドカップを迎える心境を。
「私はワールドカップが初めての何人かと話したのですが、今の気持ちとして特別に緊張している選手はあまりいないような、私と同じように楽しみにしている気持ちの方が強い選手が多いと思います。浮足立っているわけでも固くなっているわけでもないです」
――スタジアムの雰囲気などをどう感じましたか。
「スタジアムに入った時、たくさんのスタッフの方が笑顔で迎えてくれて、しかも日本語であいさつしてくれたことに温かさを感じました。今日は観客席に人が入っていなかったけれど、明日は人が入って、声や音も全然違ったものになるのかな、と明日がより楽しみになりました」