太陽生命ウィメンズセブンズ2024・第2戦熊谷大会開幕。東京山九フェニックスがプール戦首位で1日目を終える | ラグビージャパン365

太陽生命ウィメンズセブンズ2024・第2戦熊谷大会開幕。東京山九フェニックスがプール戦首位で1日目を終える

2024/04/20

文●編集部


4月20日、女子7人制ラグビーの日本一を決めるサーキットシリーズ「太陽生命ウィメンズセブンズ2024・第2戦熊谷大会」が熊谷ラグビー場で行われた。

1日目プール戦順位

1日目に行われたプール戦の結果、2日目で決勝トーナメント進出したのは以下の8チーム。

プール戦1位: 東京山九フェニックス
プール戦2位: ながとブルーエンジェルス
プール戦3位: パールズ
プール戦4位: YOKOHAMA TKM
プール戦5位: アルカス熊谷
プール戦6位: ナナイロプリズム福岡
プール戦7位: 日本体育大学ラグビー部女子
プール戦8位: 自衛隊体育学校PTS



順位決定戦を戦うチームは以下の4チーム

プール戦9位: 追手門学院VENUS
プール戦10位: チャレンジチーム
プール戦11位: 横河武蔵野アルテミ・スターズ
プール戦12位: 日本経済大学アマテラス

2日目の試合日程

準々決勝1. 東京山九フェニックス vs 自衛隊体育学校PTS
準々決勝2. アルカス熊谷 vs YOKOHAMA TKM
準々決勝3.  パールズ vs ナナイロプリズム福岡
準々決勝4. 日体大ラグビー部女子 vs ながとブルーエンジェルス

9位決定戦1. 追手門学院VENUS vs 日経大アマテラス
9位決定戦2. 横河武蔵野アルテミ・スターズ vs チャレンジチーム

前回大会優勝のながとと準優勝のパールズは、準々決勝に勝利するば準決勝で対戦するが果たして。

1日目最終戦後に6チームの選手に話を聞いた。

パールズ モニーク・コフィ

モニーク・コフィ

モニーク・コフィ



――まずはアルカス戦の逆転トライを振り返って


(ボールを持ったのは)自陣深いエリアでかつ、時間もあまり残っていなかったので、すごくプレッシャーがあったんですけど、自分の後ろにはチームメイトがいるということと、今自分が目標としている「自分のスピードを信じてやりきる」というのがあるので、それをだしきれました。



――第1戦北九州大会ではすごく活躍したので注目されますけど、今日戦う上でプレッシャーはなかった?


周りからのプレッシャーというのはあんまり感じてなくて、チームメイトからのサポートがすごくあるので、やりきることができました。


――パールズには慣れた?


もう慣れました!みんな家族のようです!


ナナイロプリズム福岡 香川メレ優愛ハヴィリ

香川メレ優愛ハヴィリ

香川メレ優愛ハヴィリ



熊谷女子高校でしたし、中学生の頃からアルカス熊谷に所属させていただいたので、このホームで試合ができる喜びもありますし、熊谷に帰ってきたなという安心感と、少し戦闘モードというかピリついた空気感も久々に味わえてすごく嬉しく思います。


昨年の11月からナナイロには所属しています。福岡は少し車をのれば海も山もありますし、新天地でも本当に元気にやっています。

(チームの役割)強いキャリーが強みなので、切込みを入れてチームがそれに乗っかっていくというアタックを目指していて、切込みを入れる役割をしてほしいというのを求められています。自分のキャリーでみんなの勢いをあげられるようにしたい。

――チームとしては北九州大会でも結果を残してトップの常連チームみたいになりました。実際にチームの雰囲気はどうですか?


太陽生命で結果を残せるようになって、トップには近づいてきているんですけど、本当にみんな優しくて(!)、アドバイスもらったりしています。セブンズの代表に招集されたときからお世話になっており先輩もたくさんチームにはいて、自分がしんどい経験しているところもみてもらっているし、そこを間違いなくサポートしてくれるし、自分のラグビーとか、この性格も受け入れてくれる大きさがあって、本当に素敵だと思っています。

香川もかつて所属していたアルカスユースのメンバーたちと笑顔で写真

香川もかつて所属していたアルカスユースのメンバーたちと笑顔で写真



この熊谷大会までの2週間は、本当にその先輩たちとできる日を真摯に大事にしていこうと毎日心に思うくらいこのチームは大切な存在なんです。世界一大好きなチームです。

――2日目にむけて


今日の試合では一人一人はすごく頑張って強みも出していたんですけど、それがチーム全体で繋がているプレーかというとまだまだそうではなくて、ナナイロのラグビーがもっと出せたらいいと思っています。コーチからは「トーク」というテーマを掲げてもらっているので、試合中のコミュニケーション力をもっとあげていかないといけないなと思っています。


YOKOHAMA TKM 永岡萌

永岡萌

永岡萌



――1回戦を振り返って

前回大会では自分たちの不甲斐ない入りからはじまってしまったので、この2週間もう1回チームづくりというところからはじまったんですけど、初戦の日体大戦は自分たちの強みの部分がしっかりとだせた試合かなと思います。


――熊谷大会までの2週間、どこにフォーカスして準備してきた


セブンズの練習を3ヶ月ぐらいやってきて、ディフェンスシステムだったり、アタックシステムをめちゃくちゃ変えたわけじゃなくて、もう1回細かいところにこだわろうというふうに、システム自体を変えたわけじゃなくて、マインドのところだったり、コールだったり、細かなところにこだわって練習してきました。


――前回大会よりアタックが改善できたように見えました。


1人1人が仕掛けるということにこだわりました。外国人選手がトライを取り切れる選手なので、早くまわすということをしていたんですけど、それだと相手ディンフェンスに対応されてしまう。内側でしっかり崩してから外に出す。スペースを作ってあげないと外国人選手でも抜けるシーンがなかったので、そういうアタックが大事になってくると思うので、明日ももっと改善してやりたい。

日本体育大学ラグビー部女子 向來桜子

向來桜子

向來桜子



――初戦のTKMでは勝利できなかったですが、最終戦のながと戦ではようやく日体大らしいラグビーができていたように見えましたが、今日の試合振り返ってどうだったか。また明日はどうたたかっていきたい?



明日については他チームの得失点とかで決勝トーナメントに行けるかどうかわからないですが、初戦のTKM戦ではずっと前から結構「入り」がちょっと悪いというのが課題としあるんですけど、自分たちも気持ちの部分で波に乗れなかった。

そこを反省して、日体の誇りである「鬼のディフェンス」をアマテラス戦でもながと戦でもすることができてボール獲得を継続することができたのがいい試合ができた要因かなと思います。

――今年のチームはどんなチーム


去年は代表選手とか、堤ほの花さんとか松田凛日さんとか、あとは今ながとにいる2人(新野・東選手)がいて、他の選手も一人一人のスキルが高かったというのもあるんですけど、その前に粘り強かったというのがあって、まずグラウンドに立っている人が責任感がありました。

今年は体が小さくて、代表選手も少ないですけど、今日の1回戦3試合を通して、やっぱり日体は粘り強くひたむきなプレーをしなければならないということがわかったので、そこは別に代表選手じゃなくてもできることなので、みなできたからこそ、こういう試合ができたと思います。


追手門学院VENUS 山口みう

山口みう

山口みう



やっぱりまだまだ上のチームには全然敵わなくて、自分たちがやろうとしていたことができず、点数を取られてしまった部分があった。修正してしっかり良い戦いができるようにしていきたい。

――やりたいアタックとは

もっとボールキープして戦えるようにしたかったのですが、ディフェンスで前に上がられると自分たちのやりたいことができず自滅してしまう部分も多かったです。

――ご自身は3トライ取りましたが、役割としてはトライを取り切ることを期待されていますか。

そうなれるようにやっています。


――明日はどうやって戦っていきたいか


アタックが継続できず、自分たちのミスであったり、相手にやられたときに相手ボールにしてしまうと中々うまいこといかないので、ボールをキープできるところはしっかりキープして、自分たちの納得いくようなラグビーができるようにしたい。



チャレンジチーム 伊礼門千珠

伊礼門千珠

伊礼門千珠



最初のほうは思ったよりうまく動けなくて、やばいなと思ったんですけど、みんな周りから声をだしてくれて最後、思い通りのプレーができたんで良かったです。(初戦は)初めての太陽生命ということだったし、外国人選手とも戦うということで、とても緊張していていましたが、最後は笑顔で終えることができました。



――高校の先輩である谷山三菜子選手(日本体育大学)も出場していますね。


(谷山)三菜子さんとかずっと憧れていたんで、この舞台に自分も立ちたいと思って練習をずっとやってきたので、やっと選ばれてこの舞台でトライもとれたので嬉しいです。


――明日にむけて


どこのチームよりも最速のコミュニケーションをとって、自分たちは「忍者」を目標にプレーしているので、みんなで「ニンニン」しながら笑顔で終われるようにしたいです。

――今日は楽しめましたか?

とても楽しかったです。とても大きくてきれいなグラウンドで思う存分走ることができました。


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