6月に開幕した「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」は、7月20日、第2戦北九州大会が開幕する。今シーズンは、北九州大会を終えると8月2日-3日の花園大会までがレギュラーシーズンとなり、第4戦は3大会の成績を元に上位8チームによるノックアウト方式のグランドファイナル大会を札幌で行い頂点を決める。
今シーズンコアチームに昇格した北海道バーバリアズディアナは、第1戦熊谷大会で見事ベスト8に進出。7位という好成績を残した。ディアナには、パリ五輪に出場した三枝千晃をはじめ、今シーズンはパリ五輪で金メダルを獲得したブラックファーンズのジャズミン・フェリックスが加入。熊谷大会では4トライを決めた。さらにウガンダ代表、その速さから「フェラーリ」と称された、エミリー・レクルもその存在感を見せた。

三枝千晃

ジャズミン・フェリックスホッサム
ラグビージャパン365的に、注目してほしいディアナの選手は、藤森晶(ふじもり・あき)選手。ラグビーだけでなくホッケーもプレーする異色の経歴の持ち主だ。7位決定戦では、疲労のピークに達するはずの6試合目でありながら、そのスプリント力は衰えることなく後半怒涛の2トライを決め、ディアナを7位入賞へと導いた。そんな藤森の強靭なプレーにある思いとは、試合後、話を聞いた。

藤森晶
北海道バーバリアンズディアナ 藤森晶
――この暑さの中、6試合戦ってみてどうですか?
ちょっとディアナは今けが人がいて人数が少ないんですけど、それを言い訳にしないでしっかりチーム一丸となってできたことが良かったかなと思います。
――ホッケーとラグビーをプレーしていることについて
ラグビーもやっぱりフィジカルなスポーツなのでホッケーと似ているところもあるので、今ホッケーのチームにも還元できたらいいかなと思っています。

――トップレベルのチームと戦ってみての感想は
やっぱりトップのチームは、システムとかスキルとかもやっぱり一段階上なので、そこに近づけるように次の北九州大会ではまたチャレンジの精神をもってやりたいですね。
――フィジカルは鍛えている分、自信はありますか?
そうですね。私の強みはフィジカルなのでそこをチームの強みになれるように頑張っています。(外国人選手と対峙してみて)フィジカルの面ではやっぱり手応えあるんですけど、スキルの面ではやっぱり劣る部分があるので、そこはこれからやっていかないといけない。
――最後の試合で2トライとれたのは?
やっぱり絶対負けたくないという思っていたのが一番で、負けている部分もあるんですけど、やっぱり勝っているものの方が大きいと思っているんでその気持ちが強かったです。

――今シーズンは最終戦、札幌で戦うことができます。個人的には今シーズンどんな目標をもっていますか?
札幌はシーズンの集大成になるとおもっているので、札幌だけにフォーカスをあてないて、一つ一つの大会、練習にフォーカスしてしっかり結果が出せるようにしたいです。
――試合を見ていて、外国人選手も日本人選手もコンビネーションがすごくいいなと思いました。準備してきたことが試合に出せていますか?
そうですね。ディアナにはいろんなバックグラウンドの人がいるチームで外国人選手も、ブラックファーンズのジャズミンがいたり、ウガンダの選手がいたり、本当にいろんな選手がいるので、オン・ザ・フィールドでもオフザ・フィールドでも、一緒に遊びにいったりコミュニケーションがとれているのがうまくつながっていると思います。
――今シーズンは暑さ対策も重要になってきますが・・・熊谷を経験したからもう大丈夫?
全然大丈夫じゃないです(笑)。北海道も別に暑くなくはないので、暑さ対策だったり準備できることはしっかりして、暑さを言い訳にしないで戦っていきたいです。
北九州大会~北海道バーバリアンズディアナの試合日程(1日目)
7月20日
プールA:
8:30~ vs 日本体育大学ラグビー部女子
11:04~ vs PEARLS
15:44~ vs チャレンジチーム