太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ花園大会1日目試合結果、選手コメント、伊藤ちひろ・原田紗羽・中島涼香・徳永結羽・村田彩乃 | ラグビージャパン365

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ花園大会1日目試合結果、選手コメント、伊藤ちひろ・原田紗羽・中島涼香・徳永結羽・村田彩乃

2024/05/25

文●編集部


5月25日、花園ラグビー場では「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024・花園大会」が開幕。12チームが3つのプールに分かれ、総当たり戦を行った。

プール戦の最終順位

1位 ながとブルーエンジェルス
2位 パールズ
3位 YOKOHAMA TKM
4位 追手門学院VENUS
5位 ナナイロプリズム福岡
6位 東京山九フェニックス
7位 日本体育大学ラグビー部女子
8位 日本経済大学アマテラス
9位 自衛隊体育学校PTS
10位 チャレンジチーム
11位 アルカス熊谷
12位 横河武蔵野アルテミ・スターズ

この結果を受けて2日目に行われる順位決定戦は以下の対戦カードとなった。


準々決勝 ながとブルーエンジェルス vs 日本経済大学アマテラス
準々決勝 ナナイロプリズム福岡 vs 追手門学院VENUS
準々決勝 YOKOHAMA TKM vs 東京山九フェニックス
準々決勝 日本体育大学ラグビー部女子 vs パールズ

9位決定戦準決勝 自衛隊体育学校PTS vs 横河武蔵野アルテミ・スターズ
9位決定戦準決勝 アルカス熊谷 vs チャレンジ

1日目試合終了後に、伊藤ちひろ(チャレンジ)、原田紗羽(日本経済大学アマテラス)、中島涼香(東京山九フェニックス)徳永結羽(追手門学院VENUS)、村田彩乃(パールズ)の5選手に話を聞いた。



伊藤ちひろ(チャレンジチーム)

――初めての太陽生命ですが今日のプレーを振り返って


派手なプレーとか出来なかったけど、ディフェンスとかでチームに貢献できたかなと思います。

伊藤ちひろ。初戦の相手は王者・ながと

伊藤ちひろ。初戦の相手は王者・ながと




――1試合目のピッチに出るときの気持ちは


ながとブルーエンジェルスさんが相手で、私達は最下位スタート、相手は1位スタートで、あまりにも差がありすぎる相手だったんですけど、チーム中でずっと「強気」という言葉があって、自分がここで強気でいかないとチームがうまくいかないと思って「ビビらない」ことを心がけてやってきました。



――実際に外国人選手もしっかりみんなでタックルして止めていましたね。


自分たちが思っていたより相手を止めることができて、自分たちの力も通用するんだなと思いました。





――チャレンジチームに参加することが決まってからどんな準備を


ずっと目標にしてきた舞台だったので、小さなチャレンジチームが勝てる、体力とか低さの面で、体力アップとかを意識してやってきました。



――お兄さんたちからは何かメッセージは?


一番上(伊藤耕太郎)には伝えて、明日(2日目)応援行くよって言ってくれました。二番目(伊藤龍之介)はニュージーランド行っちゃっているんで、情報は入っていると思うんですけど、向こうも頑張っているんで。

――二人とも代表として出ているのを見るとやっぱり自分も意識しますか


はい。もう2人が基準をあげてくれているんで、それについていくのみだと思っています。




――明日も試合があります。どんなプレーをしたいですか。


負けちゃったんで、得失点差で(決勝トーナメントに行けるか)わからないんですけど、チャレンジチームがもっと上に行けるように、自分から仕掛けていって味方を生かすプレーをしていきたい。


原田紗羽(日本経済大学アマテラス)

原田紗羽

原田紗羽



――1勝1敗で迎えた最終戦、残念ながら負けてしまいました。


今までこの3週間、ベスト8️に入らないと降格になってしまうというプレッシャーの中でとにかくディフェンスのところにフォーカスしてずっと一生懸命やってきたんですけど、最後の試合は1対1のタックルが決まらなかったり、ラック周辺で疲労や、気持ちの面で、良いディフェンスのポジションが取れずに上がれなかったというのが一番の敗因かなと思います。


裏スペースにショートパント。そのボールを自らキャッチしてトライを決めた原田紗羽

裏スペースにショートパント。そのボールを自らキャッチしてトライを決めた原田紗羽



――初戦(フェニックス戦:26-7で勝利)は本当に素晴らしいディフェンスでした。アタックでもスペースにボールを運べていました。明日はどんな戦いをしたい?


もう1回リセット、気持ちをリセットして今日の入りはすごくよく入れたので、明日もやっぱり入りをしっかりして絶対勝ちたいです。



――フェニックスに勝利したあと、チームではどんな話をした?


やっぱり1勝しても何も変わらない。結局2勝しないと変わらないというのは全員わかっていたんで、練習の成果が出たということですごい(勢いに)乗っていきながらも次を勝たなきゃいけないということと、気持ちをリセットしてという声がけはよくしました。


中島涼香(東京山九フェニックス)

中島涼香

中島涼香


――代表メンバーが抜けてけが人もいてメンバーが変わりましたがどんな風に臨みましたか


結構動ける選手が多いので、なるべく動かして、動かしてというふうにボールを振って振ってトライまで持っていこうという戦い方でいこうと思っています。


――初戦敗れましたがどう切り替えていきましたか


セブンスは2日目が本番じゃないですか。なので、負けを気にした分だけ次の試合に結果が出ちゃうんで、チームで「forget(忘れる)」という言葉を北九州大会から使っているんですけど、そういうのをチームでやったりして、1戦目のことは忘れて、2戦目、3戦目に頑張ろうという気持ちの切り替えをしました。


――最後の試合は敗れてしましましたが、最後の最後にトライを決めたことで得失点差が縮まり8強に入りました。2日目の初戦に勝てば優勝も見えてきます。


それが太陽生命のいいところなんですよね。


――今日の3試合で良かったところは


2試合目( vs PTS 36-7で勝利)は特に誰かがやるんじゃなくて、自分自身がちゃんとやろうみたいな、誰かを待つんじゃなく。自分自身が先に行動しようということをチームで出せたので、それは良かったですね。明日は頑張ります!

徳永結羽(追手門学院大学VENUS)

徳永結羽

徳永結羽



――今日は初戦から素晴らしい戦いでした。そしてベスト8入りです!


試合の前とかもう粘り強くいこう、特に2試合目の後半で結構取られるところがこれまであったんで、リアクションをあげていこう、最後まで、そういうことが全員共通認識としてできてことが良かったのかなと思います。


体のきつい時間帯でも集中力を切らすことのなかったVENUS

体のきつい時間帯でも集中力を切らすことのなかったVENUS


――今日も鈴鹿大会のように暑かったです。でも頑張れました


やっぱりホームというのがあったし、去年もここで5位になれたんで。


――花園では結構勝てているのは


多分家に帰れているからだとみんな家のご飯食べていられるし。



――やっと決勝トーナメントで戦えます


やっとスタート地点にたてた、という意識をもってしっかり明日がもう、ほんまに本番1日目みたいな感じの気持ちをもって、自分たちはチャレンジャーなんで。3大会連続上位トーナメントいけていないんで、上のチームを食えるように。気持ちだけでは絶対負けないと思うんで。





村田彩乃(パールズ)

村田彩乃

村田彩乃



――今日はかなりハードワークしていました


今日の3試合、(西村)蒼空がいないということで自分の中では不安もあったんですけど、保井選手が最後ということで、そこでマイナスな気持ちになっていたら、チームにも影響しちゃうし、(保井)沙予さんのためにもならないし、自分たちチームが目指しているものにも繋がらないし、明日にも影響とすると思って強い気持ちでやりました。




――気持ちが吹っ切れたタイミングはいつくらい?


VENUS戦ですね。在籍していたというのもありますし、後輩たちには絶対負けられない、意地でも負けたくないんで、そこでやるしかないとなりました。普段、太陽生命とか全く緊張しないんですけど、何かちょっと緊張していました。


――後輩たちは今季初めてベスト8に進みましたね


そうですね。すごく嬉しいです。

――明日勝てば総合優勝となります。


明日で(保井)沙予さんも終わっちゃうし、このセブンズシーズンの集大成でもあると思うんで1試合目からエナジーアップで頑張りたいなと思います。



――パールズのラグビーは体に染みつきましたか


そうですね。ありがたいことに出させていただいているんで、自分も持っているプレーの中でパールズラグビーススタイルをどうコミットさせるのかということは毎日考えながらやっています。


――チームにフィットしてきてますよね


北九州の時はあんまり出れなかったんですけど、その悔しさもあって。まだまだ未熟ですが。



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