8月3日(日本時間4日)、ワールドラグビー・パシフィックネーションズカップ2015順位決定戦にて日本代表はトンガ代表と対戦した。2連敗中のジャパンは、9月に開催されるワールドカップに向けて勝利して自信を取り戻したい試合。フィジカルの強いトンガに対しどういった試合を行うのか注目された。
ジャパンがいい入りでスコアを重なる。
7分、五郎丸のPGで先制するが、接点でトンガのプレッシャーを受けペナルティを犯しすぐさま同点とされてしまう。
17分、ジャパンは敵陣深い位置でのマイボールスクラムからプッシュ。相手のペナルティを誘発してPKを獲得する。
ここは迷わずショットを選択し五郎丸がしっかりと決めて6−3と再びリード。
24分、トンガは昨年までNECでプレーをしていたニリ・ラトゥキャプテンがインテンショナルファールでシンビン。27分、ジャパンのリーチ マイケルキャプテンも同じくシンビンで14対14の戦いとなる。28分、トンガはジャパン陣内深くのマイボールラインアウトからフィジカルの強いランナーでフェーズを重ね逆転のトライ。(6−10)
ジャパンも、直後のキックオフからWTBカーン・ヘスケスが見事なリターンで敵陣22m内側まで前進。SH田中史朗が時間をかけずに展開すると、FLツイ ヘンドリックが逆転のトライ。(11-10)そのままペースを掴みたかったが、自陣でのペナルティで相手にPGを2本決められ11−16とリードを許し前半を折り返した。
後半の前半でPG2本を決めて逆転したジャパンだったが、セットプレーが安定せず、リズムをつかむことができない。52分、マイボールラインアウトのミスから、自陣に攻め込まれるとFWを中心にゴールライン手前でフェーズを重ねられ、ディフェンスを集めさせられ、最後は数的優位の状況を作られ、大外の狭いスペースを抜けられトライを決められてしまう。
直後の57分、トンガのペナルティからジャパンはチャンスを得るが、ラインアウトがノットストレート。チャンスをものにすることができない。
61分、接点での攻防でトンガに押し込まれノットロールアウェイのペナルティを犯し、PGを決められ16−24とリードを広げられてしまう。
ジャパンもスピードある連続アタックで敵陣22mの内側に攻め込むとトンガのオフサイドを誘い、PKを獲得。64分、ゴール正面のPGを五郎丸が決めて再び20−24とし、1トライで逆転できる点差まで追い上げる。
残り10分となり、この勢いをそのままに逆転に持ち込みたかったが、69分、LOホップグッドがラインアウト時の危険なプレーでシンビンをとられ厳しい状況に。直後の自陣10m手前でのトンガボールラインアウトで、今度はLO大野均がペナルティ。22m深くに入られ、トンガにマイボールをしっかりとキープされ、79分、勝負を決めるトライを決められノーサイド。20−31でトンガに敗れ、1勝3敗とし、4位でパシフィックネーションズカップを終えた。
帰国したジャパンは、第4次候補選手が発表され、再び宮崎合宿、そして15日、世界選抜戦、22日と29日にウルグアイ戦を迎える。