28−31で世界選抜に敗れたラグビー日本代表。フィジカルの強い相手に40分間ハードワークし続けたFL布巻峻介。試合後、ジェイミー・ジョセフ監督、リーチ マイケルキャプテンはこの試合を「ポジティブ」にとらえていた。所属するパナソニックではキャプテンも務める布巻は、この試合をどう捉えたのか。
「ポジティブにとらえています。だけど目を背けることができない課題もあった試合だった」
前半点差が開いてしまいましたが、後半フレッシュな選手が入って、あっちは後半疲れが見えてきたという展開は狙いどおりの試合ができたと思います。ラグビー的な、気持ちの面でも成長できていると思います。
――相手の個人技に対して失点してしまった場面がありました。
個人の差があるのはわかっているので、そこに対抗して勝負するとはジャパンとしては思っていないですし、組織的にもう少しやらなければならなかったですね。(組織で潰せる)イメージはありますけど、実際にどうかという部分で差があるのは確かです。そこは早く埋めなくてはならないと思います。
――前半取り切れなかったのは?
あっちもいい出足でしたし、あそこの我慢比べで負けてしまいましたね。
――リーチキャプテンが「ポジティブな負け方だった」と言っていましたが。
ポジティブなところもありますし、目を背けることができない課題もあった試合だったなと思います。次の試合もあるので、そこはポジティブにとらえています。
――準備期間の少ないコンバインされたチームを相手にやっぱり最後は逆転をしたかった試合ですよね。
そうですね。