オールブラックスと戦ったラグビー日本代表。味の素スタジアムに詰めかけた43,751人、誰もが確信したのは「この選手は世界と対等、通用する選手だ」ということ。その選手とはWTB福岡堅樹だ。世界選抜戦でも、スピードで相手ディフェンス2人を華麗に抜き去るトライ。オールブラックス戦でもそのスピードから何度もチャンスメイクし、ディフェンスでは1対1の局面でボールをターンオーバーした。
スーパーラグビー、サンウルブズでの厳しい経験を積んで、一回りも二回りも大きく、速く、そして強く進化したジャパンのスピードスターは世界のラグビーシーンに大きな衝撃を与えたことは間違いない。
エディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチ率いる、イングランド代表とのアウェイマッチ。「あの時より成長した姿を見せたい」トライ、そして勝利という結果で前指揮官を驚かすことができるか。
――オールブラックス戦を振り返って
本当に、これから残り11月2試合あるんですが、改善しないといけないところがたくさん見つかりましたし、世界のトップにアタックがこれだけ通用したことは収穫になりましたし、そこをしっかり伸ばしながらディフェンスのことはもっと改善しないといけない。自分たちが継続してアタックしたときはゲインできたし、トライを取れたことは収穫になった。
――アタック、ディフェンスではターンオーバーもありました。今日の試合はどういう試合でした。
もちろん個人としても通用した部分が前にした試合よりも出せたのは収穫でしたが、もっとチームのDFを見たとき、WTBがリードしてコミュニケーション取って、幅を取らせたり、外に余らせないようにしないといけない。まだまだ足りない部分だと思います。