未知なる領域、準々決勝進出したジェイミージャパン。WTB福岡堅樹とCTB中村亮土がメディア対応を行った。「トライはFWが崩して、ボールを繋いでくれた結果」(福岡)。「ディフェンスは自分が世界と戦うために、代表に生き残るための重要な要素」(中村)。プール戦を振り返り、そして4年前とは違う、新しいチームとして積み上げてきたその成果を南アフリカにぶつける。
――福岡選手と松島選手は何トライ?
中村 2トライずつしてほしい。二人とも、大会の中でもトライ数は多い方なので。そこを意識してやってほしいと思います。
――9月に対戦した時よりもチームのどこが成長していますか。
福岡 これだけワールドカップという大会を経て、自分たちのラグビーを世界に挑戦していて、チームとしても自信をもっています。実際に南アフリカがどういう戦いをしてくるのか、どう崩してくるだろうかということを経験を踏まえて準備しているので、そういう意味で前とは違った戦い方ができると思います。
中村 9月の戦いは、どちらかというとどれだけ今の自分たちの力があるのかとか、を知るためのステップアップのための試合でした。ですので、あまり結果にこだわらずという試合でした。今回は1点でも多く取らなければならない試合。そこは、より細かいところのディテールをジャパンができるかということが大切になってくる。
――10月20日は平尾誠二さんの命日ということでそこに対する思いと、トライに対する思いは?
福岡 お会いしたことは数回程度ですが、日本ラグビーの歴史の中で大きな存在だったと思います。自分たちラグビーをして、記憶に残る試合にしたい。トライについては、良くトライを狙えると言っていただけるのですが、こうやってトライを狙えるのは、FWの選手たちが崩して、いい形でボールをつないでそれができるので。数にはこだわらないですが、自分の仕事として、そこに集中できればいいかなと思います。