9日、PNC準決勝・トンガ代表戦に挑むラグビー日本代表。前戦のアメリカ戦で初キャップを獲得したFL奥井章仁(トヨタヴェルブリッツ)がオンライン取材に応じた。
――デビューした感想は
メンバーに選ばれたときはすごく嬉しかったですし、試合前に選手にも話したが、家族がいろんな犠牲を払ってくれて、いろんな人のサポートがあって今、こうやってここに立てているのが嬉しい。いろんな人に支えてきてもらったので、そういう人のため、このチームのためにできることをやろうと思った。
(誰に感謝を)特に親もそうですが、時間を犠牲にしてくれたり、自分に対して中学校時代とかラグビーのスパイクとか欲しいものが増えていく中で、文句言わず買ってくれたり、買い物に付き合ってくれたりした。高校3年のとき食事にこだわっていたときに家族がサポートしてくれた。1つ上の姉がいますが、僕は生意気なんですが、わからないこととかをやさしくやってくれたり、家族、姉、おじいちゃん、おばあちゃんとかいろんな人が助けてくれたからこそ、ここに立てているのかな。
(初キャップを)取った後、僕みたいなサイズの日本人が代表で頑張り続けることは、僕以外にもすごく勇気づけられると思っているので、そこに向かってもう1回、頑張っていきたいと思っています。

初キャップを果たした奥井章仁
――出場時間は多くなかったが、奥井選手の持ち味を出せたのでは?
実際、リザーブでプレーすることがあまりなかったので、なかなか難しいところもあった。でも、何分出ようが自分のパフォーマンスするところにフォーカスした。30分、40分、10分でも変わらず 国際試合初めてだったので、自分を見せることが次につながると思っていた。10分だけだったが、その中で自分をどう出すかを考えてやった。
――アメリカ代表と対戦した印象は?
僕自身の感触はすごく良かったかな。タックルも決まったし、ジャッカルはあと1つ取れそうなところで取り切れなかったところは、このサイズで生き残るには、数少ないチャンスをどうものにするか、大切にしているところなので、もう少し頑張りたい。リーグワンでもレベル高い中でできているので、変わらず強度が高かったが良いチャレンジができたかなと思います。