11月に行われるテストマッチを前に、10月28日、ラグビー日本代表は世界選抜XVと対戦する。
先発メンバーにWTBレメキ・ロマノ・ラヴァ(ホンダ)。昨シーズン、テストマッチで見せたパフォーマンスは新しいジャパンの可能性を感じさせた。指揮官からの期待も大きい、ケガで代表を離れていた男が戻ってきた。
「やっと高いレベルのラグビーができる」
――1年ぶりの日本代表戦です。
すごく楽しみです。1年ぶりの代表戦。早く試合がしたい。
――1年前と違いは?
新しいコーチが入って来たからディフェンスシステムが少し違う。ハリケーンズに近い。アグレッシブなディフェンス。ボール持っていないときも前に出て、ハードワーク。WTBはきついけど、毎回前に出ないといけない。
――高いレベルのラグビーが久しぶり?
やっとレベルの高いラグビーができる。みんなトップリーグで活躍している。僕と具だけトップチャレンジ。
――代表にもう一度入るためにやったことは?
ミスだけはしない。毎回(トップチャレンジでも)スタンダードは高くやっている。あまりボールが回ってこない(苦笑)。毎回、回してと言っているとけど来ない。
――ケガは昨年のジョージア戦?
ラストプレーでタックルしようとしたら左膝をケガした。
――リハビリはどうだった?
楽しかった。サッカー、バスケットボール、ハンドボール、バレーとか他の競技の選手とJISSでリハビリやっていた。バスケは3人制日本代表の落合(知也)、ちょっとだけ(サッカーの日本代表)長谷部誠ともいっしょにやっていた。リラックスしていると思ったら、みんなすごくハードワークしている。
――いい刺激になった?
はい。スポーツとは関係ない話をしていた。家族とか。長谷部とは奥さんとか子どもの話をした。
――手術して走り始めたのは?
走れるようになったのは手術して3ヶ月後なので2月くらい。本格復帰は7月のブルーズ戦。6ヶ月で復帰した。みんな「早い」というが全然大丈夫!
――不安はなかった?
ちょっとありました。だけど家族サービスできた。