國學院栃木のキックオフでゲームがスタート。大阪桐蔭が蹴り戻し国栃が敵陣10m付近でのラインアウト。SO中村健汰(3年)がハイパントをあげてバックス陣をチェイスさせるも大阪桐蔭がフェアキャッチ。それでも国栃は折り返しのカウンターアタックからSH石原陽(3年)のボックスキックに対してWTB家登正宜(3年)が再獲得するも大阪桐蔭がスティール。さらに国栃陣内に入り接点でプレッシャーをかけると国栃がペナルティ。ラインアウトのチャンス。
大阪桐蔭がラインアウトモールに対して、国栃がしっかり対応しアンプレヤブル。国栃が自陣ゴール前でのマイボールスクラム。石原のボックスキックで敵陣まで戻した。
9分、国栃が相手のミスから敵陣22m手前のラインアウトから国栃がゴール前に前進。大阪桐蔭も早めのプレッシャーでトライは許さない。
22m付近のラインアウトから大阪桐蔭がドライビングモールで押し切りSH福島悠右(3年)トライ。FB須田琥珀(3年)のゴールも決まり7-0。


モールを押し込み福島悠右がトライ

須田琥珀のゴールも成功
17分、相手のプレッシャーから国栃がチャンスを迎えるも、ラインアウトからボールがキープできずノックフォワード。

その後国栃の方がボールポゼッションで上回るも取り切れず前半は7-0と大阪桐蔭がリードして折り返した。
後半膠着状況が続いたが、ようやく国栃が敵陣深くに入り、19分、ラインアウトからボールを展開し、WTB家登正宜がトライ。FB手塚慈英のゴールも決まり7-7の同点とする。

福田恒秀道がディフェンスを引きつけて展開

家登正宜のトライ

手塚慈英のゴールが決まり7-7の同点に
25分、大阪桐蔭はFL島崎壮汰(3年)が中盤でジャッカル。PKで22m付近でのラインアウト。ボールを繋いでFB須田琥珀がトライ。吉川大惺のゴールも決まり14-7と大阪桐蔭が再びリード。
終盤、ノーサイドまで国栃がトライラインに迫り、フェイズを重ねるも大阪桐蔭が最後まで守りきりそのまま試合終了。14-7と大阪桐蔭が勝利して、準決勝進出を決めた。

池田健心


14-7で大阪桐蔭が勝利し準決勝進出
大阪桐蔭 綾部正史監督
――「守り勝った試合」だったと思います。
このチームは、苦しい時も、しんどい時も、
キャプテンが先頭に立って戦ってくれました。
今日の試合も、まさにそうでした。どちらに転ぶか分からない場面を、一つひとつ乗り越えてくれた。本当に良いチームになってきていると感じます。
――昨年負けた準々決勝を越えました。
ここを越えて終わりではありません。目標は、あと2つ。そのために、もう一度、姿勢を正して準備していきたいです。
大阪桐蔭 CTB手崎颯志主将
――試合を振り返って
相手(國學院栃木)も最後までアタックがすごくて、自分たちが少し受け身になってしまった時間帯もありました。正直、かなりしんどい時間もありましたが、それでも仲間を信じてディフェンスし続けて、最後まで「戻り切る」「やり切る」ことを徹底しようと話していました。
試合前の対策としては、相手のBKに良いランナーが多いことは分かっていたので、外で振り切られないように、体をしっかり当て続けることをチームとして徹底してきました。
――後半、同点になった
後半、追いつかれる展開については想定内でした。「取られることもある」「でも笑って、元気よくいこう」と話していて、落ち込まず、前向きにプレーしようと声をかけ合っていました。
自分自身については、正直、できることはタックルしかないと思っています。倒れても、また立って、ひたすらタックルに行く。今日は特にタックルを繰り返せた試合だったと思います。
体の負担はもちろんありますが、試合が続く中では当たるのは当たり前ですし、しっかり寝れば回復できると思っています。次の試合も、元気に、笑顔で戦いたいです。
――去年はベスト8で終わって、今年ベスト4に進めた
それは一つの成長だと思います。ただ、ここで満足するつもりはありません。どの相手が来ても勝ち切って、この壁を越えたいと思っています。
――準決勝ではどんなプレーをしたい?
見てくれる人たちが笑顔で楽しんでくれるような、自分たちも笑顔で走り切るラグビーを見せたいです。
國學院栃木 福田恒秀道主将
――今年を振り返って
キャプテンになってからは、毎日「どうすればチームが良くなるか」を考え続けてきました。
正直、苦しいことも多かったですが、振り返ると、すべて良い経験だったと思います。
ラグビーを通して、「仲間のためにどれだけ体を張れるか」を学びました。痛くて、きついスポーツだからこそ、最後まで仲間のために戦えたことを誇りに思います。
――7点しか取れなかった
ただ、個人的には悔しさも残っています。
最後、相手のディフェンスを崩さなければいけない場面で、自分が決定的な仕事をできなかった。そこは自分の力不足だったと感じています。それでも、このチームで戦えたこと、
仲間とここまで来られたことは自分にとって大きな財産です。

