セブンズ・6月末ワールドカップに向けて男子はフィジーで、女子は豪州で強化合宿を敢行! | ラグビージャパン365

セブンズ・6月末ワールドカップに向けて男子はフィジーで、女子は豪州で強化合宿を敢行!

2013/04/24

文●斉藤健仁


4月23日(火)、11時より東京・日本ラグビー協会にて7人制日本代表強化プラン記者会見が行われ、男女ともに6月末にロシア・モスクワで行われる7人制のワールドカップ(W杯)に向けた合宿日程を発表した。登壇者は岩渕健輔・日本代表GM(ゼネラルマネージャー)、太田治・7人制代表TD(チームディレクター)、瀬川智広・男子7人制代表HC(ヘッドコーチ)、浅見敬子・女子7人制日本代表HCの4人。

男子7人制代表の瀬川HC(左)、女子の7人制代表の浅見HC(右)

男子7人制代表の瀬川HC(左)、女子の7人制代表の浅見HC(右)

まず岩渕GMが2012年度の7人制日本代表の総括を行った。「男子はチームを固定して戦ったことで、東京セブンズで2勝できた。ただ個々の選手を大きく育てることはもっとできたと思う。東京以外では世界で戦う場面がなかったので、スタッフとも話して目線を世界にしなければならない。女子は選手層が20名と限られているが、固定して強化してきた。W杯の出場権を獲得し、広州大会で7~8年ぶりに中国に勝ったことは前向きに捉えている」。

また岩渕GMは、2013年度は「男女ともにメンバーを固定化して平日も使って強化していきたい」と述べた。つまり7人制と15人制の代表をほぼ棲み分けして「(個々の選手の)能力を最大化することで、目標を達成できると考えている」という。

男子代表は7人制W杯まで4度の合宿を予定。5月に2度国内で合宿し、5月末にフィジー遠征を行い、6月に直前合宿を行って本番に備える。「5月に17人ほど招集して、まず、体力で世界と戦えるように走り込みをしてストレングスを鍛えます。フィジー遠征では15人でトンガ代表もエントリーしているフィジーの大会に出場します。またフィジー代表とも試合を行う予定です」(瀬川HC)

女子代表も7人制W杯まで、オーストラリア遠征を入れて4度の合宿を行う。「5月には20名を招集し、オーストラリアに連れて行くのは14名の予定です。国際大会には参加しませんが、W杯を想定して土日、土日で試合を行います。3月の2つの国際大会ではフィジーと中国に勝ち、レベルアップができた。ケガをしていた主力も戻ってくるので競争が激しくなってきた」(浅見HC)

2016年のリオデジャネイロ五輪に向けたレギュレーションは決まっていないが、2015年には予選が行われる見通しである。オリンピック出場に向けて、まずは6月末のW杯で、男女ともに世界と真剣勝負を戦うことが大きな経験となるはずだ。

 

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