4月22日(木)、東京オリンピックの7人制ラグビー会場である味の素スタジアム(東京スタジアム)で、オリンピック本番を想定したテストイベントが行われ、男女の日本代表候補が参加した。
これは東京2020組織委員会が管轄し、オリンピック本番の大会運営を確認・検証するイベント。昨年、延期される前は、アジアのチームを招いて「アジアインビテーショナルセブンズ2020」が計画されていたが、コロナ禍により中止されていた。
今回も大会を開催することはできなかったが、ドバイで開催されたエミレーツ国際招待セブンズに出場していた男女日本代表候補が参加。選手たちは4月10日に帰国後、ホテルで隔離生活を送っており、今回のイベントにも遠征不参加組は合流しないなど外部との接触を断つ「バブル」で行われた。テストイベント自体、入念な感染対策を施した上で行われたが、それはオリンピック本番でも同じこと。動線の隔離、消毒の励行、競技後のマスク着用など、徹底した感染対策を取ることを大前提に競技を実施することは、そのままオリンピックのリハーサルであり、ラグビーに限らないオリンピックそのもののリハーサルという面も持っていた。