スーパーラグビー・ヒトコムサンウルブズは2019年シーズン国内開幕戦でワラターズと対戦。30−31と接戦の末、初勝利とはならなかった。2トライを決めたゲラード・ファンデンヒーファーに試合後、話を聞いた。
後半30分、敵陣でのマイボールスクラム。LOトンプソンルークがシンビンで7人でスクラムを組んだサンウルブズは、ワラターズに押し込まれるも、SH内田啓介が何とかボールアウト。CTB中村亮土からSOヘイデン・パーカーへ。パーカーからファンデンヒーファーへ内に戻すパス。ボールを持ったファンデンヒーファーの前には大きなスペースがあった。
ゴールラインに向かって走るファンデンヒーファー。右からはカートニー・ビール、左からはイズラエル・フォラウが迫ってくる。外にステップを切ってフォラウを振り切りそのままインゴールへ。
30−31にサンウルブズはワラターズに迫った。勝利をすることはできなかったが、チームとして先週の課題をしっかりと修正し成長していることを見せた。
――今日2トライを決めました。1本目は中村亮土選手の良いランからでした。2本目は、スクラムからサインプレーで決めましたね。
ファンデンヒーファー 亮土はいいランでした。自分はあと決めるだけでした。(2本目のトライについて)実はあのスクラムは1人シンビンが出ている状況だったので、ピッチサイドからは自分がスクラムに入るように指示されていました。この一週間の練習でもFWが1人少なくなった場合、WTBが入ることになっていたんです。
だけど、SOパーカーが「入らなくいい」と言ったので入らなかったんです。ところがスクラムで相手に押されて下がってしまったので、自分は少しパニックになっていました。結果的にみれば入らなくてよかったですけど。