「30点取りにいって、36点取れた」開幕戦初勝利のサンウルブズ。長く過酷なシーズンがはじまった | ラグビージャパン365

「30点取りにいって、36点取れた」開幕戦初勝利のサンウルブズ。長く過酷なシーズンがはじまった

2020/02/02

文●編集部


2月2日、福岡・レベルファイブスタジアムにてスーパーラグビー2020、ヒトコムサンウルブズ対レベルズの試合が行われた。今シーズンがラストシーズンとなるサンウルブズ。選手が始動したのは4週間前。これまで以上に厳しい戦い、悲観的な意見、いろいろと難しい状況の中、経験値のある選手と若い選手の力が見事に融合して、レベルズに対し36-27で勝利を果たした。

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HIGHLIGHT



サンウルブズ 大久保直弥監督

今の率直な感想ですが、スーパーラグビー(以下、SR)、はじまったなということと、この4週間はレベルズ戦に向けてテストマッチのつもりで準備してきて、選手が自分たちのやることをしっかりやりきってくれた。本当に選手、スタッフに感謝します。

――コーチとして満足したこと、修正したいと思っていること


このチームがスタートしたとき、レベルズに勝とうと思ったらロースコアだとチャンスない。それをコーチ陣で共有した。30点、取りに行こうとスタートした。今日もスクラムペナルティーからモールでのトライは、こっちとしては、そこまでショックのトライじゃなかったのがよかったのかな。トライとられてもトライに取りに行く姿勢が今日の勝ちにつながった。

もちろん、モールからのトライはとられていいわけではないし、スクラム押されていいわけではない。選手もそれを感じて、ゲームの中で修正できていたこともあった。今後の戦いを考えた時に、必ず修正しないといけない。ブレイクダウンに関しては、時間帯によってはかなり押し込まれた時間帯もあった。そこはしっかり(修正する)。まずは「かける人数とアタックのバランス」を考えて、もうちょっとよくできる部分があった。ただ30点取りに行って、36点取れたのは素晴らしい。


――SRデビューした大学生たちのプレーの評価


我々の中では特に大学生という意識で接していないし、彼らが入ったときに、このチームはプロチームなので、自分の準備も含めて、練習前、試合前、試合後も含めて学ぶことたくさんあるぞ、と言い聞かせている。彼らが参加してから、本当に日々成長していると僕も感じているし、周りの選手たちも成長を感じている。

 

彼らのパフォーマンス、本当に素晴らしいです。サイア(フィフィタ)も、(齊藤)直人ももうちょっと舞い上がるのかなと思ったんですが、自分の仕事してくれたし、(中野)将伍は、最後、いいエネルギーを送り込んでくれた。彼らにとっては素晴らしいスタートが切れた。このプレッシャーの中、失敗を繰り返して、成長してくれればなと思います。

 

――開幕戦に勝ったことがどういう影響を与える


初めて開幕戦に勝ったし、レベルズにも勝った。これ以上ないスタートです。ファンのみなさんからサンウルブズ大丈夫?という声があった。この勝利を機に我々が寄せ集めでないことがわかっていただければうれしいです。

――日本人ヘッドコーチとしてサンウルブズ初勝利です


日本人だからということではなく、この集まってくれたメンバーで開幕戦勝利できたことは自分にとって何よりうれしいですし、一生忘れられない勝利になった。今日のファンの声援を聞いていると、サンウルブズのファンは熱い。

 

バス降りた瞬間、選手たちはあの声援を聞いて、このチームで体を張ろうとなってくれたと思いますし、日本唯一のプロチームとしてファンに愛されるチームでありたいし、また応援に来たいなと、そう思ってくれれば、コーチとして一番うれしい。

本当にワールドカップは、日本代表がものすごくフォーカスされましたが今後、SRでやりたいなと思ってくれる子どもたちを一人でも二人でも。今後の日本ラグビーは明るいと思うので、選手たちには魅力あるプレーを期待しています。

――どのトライが一番うれしかったですか?


(森谷)キャプテンのトライです。初めてキャプテンやってトライ、持っていますよね。他にもいっぱいいいトライがあった。最初の20分、自分たちの意志を示さないといけない。ファーストトライで取るべき人が取ってくれた。本当に大きなトライだった。



CTB森谷圭介共同キャプテン

まずは率直にうれしいです。やっぱり4週間、いい準備ができましたし、スタッフと選手といいコミュケーションをとったことがいい結果につながった。コンタクト、ブレイクダウン、FWが頑張って、外のスペース使えましたし、最後、我慢してくれた。準備できたことが出せてうれしいです。

 

――ファーストトライとったり、次のトライに絡んだりと活躍しました。チームの雰囲気はどうでしたか?


スタートから仲間たちがすごいコンタクトの部分勝っていて、外にスペースがあった。コンタクト、ブレイクダウン、一つ一つ勝っているとチームで実感もあったし、(外に)ボールをうまく運べた。

――開幕戦の勝利がチームに与える影響は?


開幕戦をテストマッチという風にチーム全員で共有していたので、(勝利を)自信にして、その中でも、これからはもっとタフなゲームになるという会話もあったので、今日はしっかりみんなで喜んで、チーム一つになるようにコミュニケーションとって、来週休み入りますが、次、また勝てるようにタフにやっていきたい。


SUNWOLVES スタッツ


1 ジャレッド・アダムス 58'OUT
2 ジャバ・ブレグバゼ 19'TRY 72'OUT
3 コンラード・ファンフィーレン 72'OUT
4 ⾕⽥部洸太郎 47'OUT
5 マイケル・ストーバーク
6 ブレンドン・オコナー
7 布巻峻介 64'OUT
8 ジェイク・シャッツ
9 ルディー・ペイジ 59'OUT
10 ガース・エイプリル 20'28'42'62'G 36'PG 61'TRY
11 タウタラタシ・タシ 66'TRY 67'OUT
12 ベン・テオ
13 森⾕圭介 9'TRY 77'OUT
14 シオサイア・フィフィタ
15 ジェームス・ダーガヴィル 41'TRY
16 レニ・アピサイ 72'IN
17 クリス・イーヴズ 58'IN
18 ヘンカス・ファンヴィック 72'IN
19 ジャスティン・ダウニー 47'IN
20 ミッチ・ジェイコブソン 64'IN
21 齋藤直⼈ 59'IN
22 中野将伍 77'IN
23 JJ・エンゲルブレヒト 64'IN


レベルズ デイビット・ウェッセルズヘッドコーチ

――この試合の印象は


最初にサンウルブズを祝福したい。状況、状況にいいところが見えた。スーパーラグビーは非常に長いシーズンですが、皮切りの今日、ほとんどやりたいことできなかった。キャンベラでブランビーズ戦まで、時間があまり長くないので挽回していきたい。


プレシーズンはどのチームも短く数週間しか時間とれなかった。その影響で試合に関して、試合に関していろんな面が見えてくるだろうと思っていましたが、今日はしたくなかったこと、残念なの部分が大きかった。


――レベルズのジャージーに「KINTETSU(近鉄)」と胸に入った経緯は?


レベルズは近鉄ライナーズと今のような関係を構築できたことを誇りに思っています。我々のチームからゲニア、クーパーが近鉄でプレーしていて、ライアン・ローレンスは近鉄でプレーして今、レベルズにいる。両チームにいいことをもたらしてくれる関係で、情報交換して学び合うこと、得られることあります。日本ラグビーに微力ながら貢献したいですし、近鉄からのサポートが我々のスーパーラグビーを助けてくれると思います。


レベルズ FBハイレットペティ キャプテン

――チャンス作れそうでミスが多かったが、試合中どう改善しようとしたか


サンウルブズが非常にいいスタートを切って、我々にプレッシャーかけてきたことが大きかった。それでも80分、いいラグビーだそうと懸命にしてくれたことは誇りに思います。ただ、全体的にはチャンスを活かしきれなかったことが残念です。

ゲームを修正するためには、フィジカル、コンタクトエリアを制することが肝だったができなかった。ブレイクダウンバトル負けてしまい、やりたいようなアタックをさせてしまった。サンウルブズに我々のボールをスローダウンされてしまったこともあった。

REBELS スタッツ


1 フェレティ・サアンガ 59'OUT
2 エイノル・ランギ 23'TRY 72'OUT
3 ジャーメイン・アインスリー 54'OUT
4 ロス・ハイレットペティ 60'OUT
5 マット・フィリップ
6 アンガス・コットレル 52'OUT
7 ロバート・レオタ 47'OUT
8 イシ・ナイサラニ
9 フランク・ロマニ 77'OUT
10 マット・トゥームア 15'PG 66'G 70'OUT
11 マリカ・コロイベッテ
12 ビル・ミークス
13 リース・ホッジ 76'G
14 アンドリュー・ケラウェイ 75'TRY
15 デーン・ ハイレットペティ 31'TRY
16 スティーヴン・ミサ 72'IN
17 キャメロン・オア 59'IN
18 ルアーン・スミス 54'IN
19 ルーク・ジョーンズ 60'IN
20 マイケル・ウェルズ 52'IN
21 テオ・ストラング 77'IN
22 リチャード・ハードウィック 47'IN
23 アンドリュー・ディーガン 76'TRY 70'IN


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