ヒトコムサンウルブズ開幕6連敗「ディフェンスが最重要課題」(ジョセフHC) | Rugby Japan 365

ヒトコムサンウルブズ開幕6連敗「ディフェンスが最重要課題」(ジョセフHC)

2018/04/07

文●編集部


三菱地所スーパーラグビー2018、ヒトコムサンウルブズ対ワラターズの試合が秩父宮ラグビー場で行われた。ここまで未勝利のサンウルブズは、速さのあるアタック、判断よいキックで相手の裏スペースをつく攻撃でワラターズに対し4トライを奪うも、パスミスやターンオーバーされてからのトランジションで対応が遅れ7トライを与え29−50と完敗。試合後の両チーム記者会見でのコメントをお送りする。

「ディフェンスは改善してきている。だが対戦相手が強くなっていることは確か」ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(左)と流大キャプテン(右)

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(左)と流大キャプテン(右)

――1週間、休みあったが、ディフェンスが乱れてしまったが要因は?


ターンオーバーされた回数が14回。攻守の切り替えでも苦戦していた。これだけターンオーバーされると、相手は大きな選手がいるのでディフェンスするのは苦戦してしまう。

1対1のタックル精度も向上しないといけない。相手の11番へのタックルは全員が苦戦していた。ターンオーバーが14本もなければ、ディフェンスシステムに問題なかった。また、相手に裏を狙われて戻ってセットするときに、FWがラックに寄りすぎてしまってディフェンスの幅が取れず苦しんだ場面があった。

LOラブフスカニ

LOラブフスカニ

アタックする能力はあると思うのでディフェンスの課題が急務。ポゼッッションやテリトリーも50%ずつで、(アタックのときに)ゲインラインが成功したのは77%、4トライ取れた。ペナルティーも相手が10、自分たちが3だったので規律は良かった。ディフェンスが何よりも最重要課題だと思います。

前半、ゴール前の粘りでCTBリトルが初トライを決める

前半、ゴール前の粘りでCTBリトルが初トライを決める

 

 

勝利ができない日々、そういう時こそチームが一つにまとまる必要がある

勝利ができない日々、そういう時こそチームが一つにまとまる必要がある

――勝てない状況が続いています。


そういう負けが込んでいる状況ですがこれが現実。だからこそコーチ陣と選手はしっかり連携を図って、週の頭からキャプテンの流と意見を交換して、しっかりと意識を合わせながら1週間過ごしています。

前半23分、リトルのビックゲインからLOワイクスがサポートに入り

前半23分、リトルのビックゲインからLOワイクスがサポートに入り

チーム全員がタフなリーグ、自分たちが取り組まないといけない課題も自覚しています。今日は選手たちが全身全霊コミットしている戦いが見られた。前回の試合になかった気持ちがあらわれていたと思いますし、前回の試合は自分たちのポテンシャル発揮できなかった。

ワイクスのトライ

ワイクスのトライ

どのチームでもミスをしますが、メンタル的に落ち着いているとボール持ってアタックすると楽しんでいる。先ほどから言っているようにディフェンスが課題だと思います。

 

――ディフェンスは改善していないのでは?


私の目から見ると改善は見えているが、対戦相手が強くなっているのも事実です。例えば今日のワラターズはワラビーズ11名いますし、来週対戦するブルーズはオールブラックスが9名、その後に対戦するクルセイダーズはオールブラックスの残りの選手がいる強豪です。ワラターズは平均34点取っている強いチームです。スーパーラグビーはそういうリーグだと思います。


プレースキックは5本中4本を決めたSO田村優

プレースキックは5本中4本を決めたSO田村優

――ラインアウトについて。2本が直接トライにつながりました。


4本中3本はノットストレートで強風のためにそうなってしまったところもあるが、さまざまな問題があると思いますが、以前の試合はLO陣にバックローの姫野、ヴィンピーが入っていた。そしてこうやって記者会見でラインアウトが上手くいなかかったのは16人のケガがいた、とか言いたくないがそれが現実です。

 

後半、マシレワのトライ

後半、マシレワのトライ

南アフリカのツアーは生粋のLOがいない中で南アフリカ勢と対戦しないといけなかったところもあります。今日の試合は本当のLOが戻って来て、ワイクス、そして、このレベルの経験ないなかでよくやっているジェームズ(・ムーア)は1度のミスはありましたがいいプレーをしていた。

FL徳永

FL徳永

ラインアウトを投げた選手は日本代表キャップ50のHOですがノットストレート2回、オーバーボール1回だった。対策は訓練だけだと思います。

本当にこうやって強いチームと毎週毎週、戦い続けないといけないことは非常に度胸、勇気がいることですが、いい個性やいい人間がそろっていないとそれはできない。キャプテン流や他の選手を見ると上手くいっていないときこそ個性が現れるが、このチームは個性が揃っている。

 

SH流 大「苦しいときこそ、選手が一つに」

――ゲームの最初は勢いがありました。そしてトライを取り切れたり、相手にトライ取られたシーンがありました。


アタック自体は良かった。最後のフィニッシュのところ、ボールキープできていればということころでパスミスしたり、失ったりしたところが変わっていれば変わっていたかなと思います。そこの遂行力は原因の。一つにあると思います。(与えたトライは)ソフトなトライが多かったと思います。

――なかなか勝てない状況が続いています


ジェイミーも言ったんですが、苦しいときこそを選手が一致団結して、スタッフといいコミュニケーションをとって次のタスクをやるだけだと思います。チーフス戦はネガティブなところまで掘り下げて、悪いところから目をそらさずレビューをして、コーチ陣からレビューもあって、今週はどうやれば勝てるか、いい準備してきた感触があった。最後のところで結果にあらわれなかったが、過程はいいものがあった。来週こそ、必ず、ホームのファンの目の前で勝てるように準備していきたい。

 

ターンオーバーされた回数が14回。攻守の切り替えでも苦戦していた。これだけターンオーバーされると、相手は大きな選手がいるのでディフェンスするのは苦戦してしまう。

ダリル・ギブソンHC


――バックローのトランジションが良かった


確かに我々、サンウルブズがテンポはやいプレーして来ると思っていたので、そこをスローダウンしたかったが、チームはよくやってくれて素晴らしかった。レフリーの方針がちょっと意図したものと違った部分があって反則が多くなってしまった。

FB松島幸太朗

FB松島幸太朗

キャプテンFLマイケル・フーパー


――ペナルティーが多かったが、ブレイクダウンの解釈に問題があったか?


確かに、特に前半反則が多かったと思います。ちょっとプレッシャー受けていたことが多かったと思うことと、風のこともあり、サンウルブズの方が前半、自分たちのゲームをやっていたと思う。後半、風のことを考えて自分たちのゲームができたかなと思います。


――サンウルブズのディフェンスの印象は?


予想していたのはディフェンスでもテンポ上げてくる、我々のしたいプレーにプレッシャーを与えてくると想定していましたが、事実、実際にそうしてきました。彼らアタックでいい形で攻めきました。ディフェンスではミッドフィールでビッグコンタクトもあった我々のボールをスローダウンされることもあった。残り3〜4分のところでトライもとれたので、そこに屈することなくアタックできたかなと思います。

――サンウルブズと対戦してみての印象。かつてチームメイトだったマツ(松島)選手の印象は?


マツ(松島幸太朗)のような選手がFBにいると脅威になると思っていたし、実際そうだった。特に前半でそう感じた。リトル選手もすばらしかった。ボールキャリアとしてもボールプレイヤーとしても素晴らしかった。他にも身体が大きくてフィットしているFWがいて、サンウルブズが我々に対してよくやってきたなと思います。前半、我々がタックルしようとするところで苦労する選手が多かったです。

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