南アツアーを終え、帰国したサンウルブズ。FL徳永祥尭は2戦ともに出場。2戦目は本来のポジションである背番号6をつけ、アタック、ディフェンスともに獅子奮迅の働きを見せた。今週末のチーフ戦でもリザーブスタートとなる。インターナショナルレベルでも戦えるところを見せたことでチームからの評価も勝ち取った徳永の現在地とは。
「フランス戦以降、トップリーグでもいいパフォーマンスではなかった。」
――ライオンズ戦ではフランカーとして登場しました。
どっちも勝てなかったですけれども、やっと自分の正ポジションで出場することができましたし、良い経験になりました。学べることは多かったです。自分に与えられた仕事をやり通した結果、ジェイミーから評価をしてもらいました。アピールすることができたと思います。
――どういう点で良い評価をうけた?
まずはキックオフの場面でディフェンスでしっかり止めて、そこからチームがしっかりアタックして行こうという流れを作ることができた。体を張ることができましたし、サポートの部分とかトライには繋がらなかったけれども、そういう部分を評価していただきました。
――サンウルブズにはギリギリで呼ばれたんですよね
はい。ギリギリでした。(初先発となる)シャークス戦の前に、ジェイミーに言われたんです。「チャンスを与えるから、勝ち取ってほしい」と。確かに昨年11月のフランス戦ではリザーブに入っていましたが、出場はしませんでした。その後トップリーグでもそこまで良いパフォーマンスを見せることができませんでした。そういう意味で、この試合で、しっかりと勝ち取ることができたんじゃないかなと思います
――ジェイミーから試合後何と言われましたか
良いパフォーマンスをしていたと言われました。毎週チームの中で良いパフォーマンスをした選手を選ぶことをしています。この試合ではマイキー(CTBマイケル・リトル)と僕が選ばれました。
トップリーグではなかなか満足のいくパフォーマンスを出せなかったんですけれどもサンウルブズでは気持ちを切り替えました。たとえ試合に出れなくても良い選手が同じポジションに複数いるので、彼らのプレーからいろいろな事を吸収することが、自分のプラスになると思って、もう一度ハングリーにやってきたことがよかったんじゃないかなと思います。
――何を吸収できた?
ディフェンスの部分だとか本当はもっとやらなければいけないと思いますけれどもブレイクダウンの部分では外国人に対してしっかりできているかなと思います