ラグビー日本代表の2025年の活動が終了した。
7月の小倉ミクスタではウェールズから12年ぶりに勝利をもぎとったが、神戸での第2戦には惜敗。PNCではカナダ、アメリカ、トンガには順当に勝ったがフィジーには惜敗し、秋もオーストラリアに惜敗、南アフリカとアイルランドには大敗と苦しんだ。最後はウェールズと激戦の末にラストプレーで逆転負け、シーズン最終戦となったジョージア戦は逆にラストプレーで逆転勝ち。
テストマッチ11試合の成績は5勝6敗。負傷等による途中離脱者が続出し、上位国には力の差を見せつけられることが多く、評価は難しいところだが、RWC2027に向け多くの選手が貴重な経験を積んだこと、チームとして成長したことは確かだろう。
RUGBYJapan365では、2025年の日本代表で特筆すべき活躍をみせた選手に、勝手に「三賞」を選定したいと思う。
殊勲賞:ワーナー・ディアンズ(ハリケーンズ)

ワーナー・ディアンズ
2025年のテストマッチ11試合で出場時間880分!
つまり全試合にフルタイム出場を果たしたのだ。それも、最初のウエールズ戦2試合を除く9試合、計720分をキャプテンとして戦い抜いた。23歳での主将拝命は、代表ほぼ全員が学生だった戦前の数例を除けば日本代表史上最年少。欧州遠征では度重なるカード禍で難しい状況に何度も追い込まれたが、それも貴重な経験になったはずだ。

