日本代表2015年初戦・チームとしての精度はこれからだが、自力の強さを見せた | ラグビージャパン365

日本代表2015年初戦・チームとしての精度はこれからだが、自力の強さを見せた

2015/04/24

文●斉藤健仁


ワールドカップイヤーとなる2015年の幕開けとして、アジア・チャンピオンシップ2015に出場している「エディジャパン」こと、ラグビー日本代表は4月18日、アウェイで韓国代表と対戦した。現地取材を敢行しているスポーツライターの斉藤健仁氏がお届けする。

「4月、5月は試合のための準備をしない」と明言したエディーHC

ラグビー日本代表は、2015年最初のテストマッチとして、韓国代表とアウェーで対戦しました。2週間ほど宮崎で合宿をして、その成果が試合に出るかと期待していた部分もありますが、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は以前から「4月、5月は試合のための練習はしない」ということを明言していました。

試合の序盤は、相手のディフェンスがWTBも含め、日本代表がキックをしてこないこと前提に前に出てきました。SH日和佐篤(サントリー)が裏にキックをしてWTB松井千士(同志社大3年)がもう少しでトライ、というシーンもありました。裏へのキックという選択はよかったのではないかと思います。

その後は相手の前に出てくるディフェンスに対して、パスミスやペナルティもしてしまいました。トライを奪われ、2本目はインターセプトからのトライを奪われました。SO立川理道(クボタ)からのパスがカットされましたが、あの場面は、相手が前にでていたので、自分で前に出るか、裏にキックをしても良かったかもしれません。

当然、立川だけの判断ではなく、周りからコールが出たと思いますが、そうした連携の部分はまだまだななという印象を受けました。日和佐のパスミスも目立ちました。日本代表はケガ人と、スーパーラグビー組がいなくて、12日にSO/CTB/FB山中亮平(神戸製鋼)と松井千士を再招集したように人数が足らず、15対15もできない状況でした。その影響は大きかったのかもしれません。

 

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