ワールドカップ歴史的2勝目を成し遂げたジャパンの戦士たち | ラグビージャパン365

ワールドカップ歴史的2勝目を成し遂げたジャパンの戦士たち

2015/10/04

文●編集部


南アフリカに勝利し、スコットランドに惨敗し1勝1敗で迎えた予選プール第3戦・サモア戦に臨んだ日本代表。試合開始からFWでサモアを圧倒すると、前半終了間際にはWTB山田章仁が鮮やかなジャンピングトライを決め20−0と完璧なまでに試合展開で後半を迎える。後半に入っても「世界一のフィットナス」を目指す日本は足を止めなかった。さらに得点を重ね、結果は26−5でサモアに快勝し2勝1敗として最終戦・アメリカ戦に臨む。

現地より届いた選手たちのコメントを紹介する。

「FWがむちゃくちゃ走った。とにかくサモアに全てを向けることができた」−−HO堀江翔太

想定どおりですね。フィジカル的にはそこまでできると思っていました。最悪でもイーブンにしたいとは思っていました。それが上回れば、ぜったいにこっちのペースになると思っていたので。スクラムも優位にたつと予想はしていましたが、どうなるのかわからなかったですが、こっちが勝っていました。(スクラムは)前半の1本目と2本目あたりで手応えがありました。あとはどこで勝負かけるかということを考えていました。あんまり(相手が)元気のあるところで勝負をかけ過ぎると、向こうのリズムになってしまうので、エリアによって、いつ仕掛けるかという部分など。
向こうがイエロー(カード)を出された場面で、ここだろう、ということで仕掛けました。そこも、あんまり焦らず、しっかり我慢して相手の体力を削ったところで仕掛けました。結構、冷静に頭が働いていたので良かった。

ラスト10分であの点差ならば大丈夫だろうと思っていましたが、向こうも攻めてきたので点数はやりたくなかったですね。

(試合途中でFLの位置でスクラムを組んだことについて)

FLは大学以来ですかね…。社会人でもやっているんじゃないかな。(準備は)全然(していなかった)。無茶ぶりです。やってくれって言われて。


(中9日で、南ア戦と同じクオリティの試合をサモア戦でできた理由は?)

メンタル、技術、体力もサモア戦に向けて、次のことを見ずにサモアに全てを向けることができたからですね。南ア戦・スコットランド戦のことは過去のことなので、みんなあまり引きずられずにサモア戦のための準備ができたと思います。


(アタックのシェイプで2人目、3人目の寄りが早かった)

そこが相手に勝てる部分だと思ったので。FWはむちゃくちゃ走ったんではないですかね。セット(プレー)も安定させて、相手より走って、FWが一番頑張ってくれたと思います。

(チームメイトでもある山田章仁のプレーについて)

フォースに行って凄くプレーが磨かれている。とても信頼しているので、ああいったトライを取り切るプレーもできるし、僕のキックに唯一反応してくれたのは彼だけですし(笑)。特に、ボールを持っていない時の動きがいい。


(サモアはペナルティーが多く、日本は少なかった)
そこも戦略どおりですね。疲れてくるとペナルティーが多くなってくると想定していました。

 

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