9日、三菱重工相模原ダイナボアーズは開幕節、ホームのギオンスタジアムに花園近鉄ライナーズを迎えて戦った。序盤から優位に試合を運ぶも後半30分に逆転を許し、後半最後の8分は追いかける展開に。ゴールラインまで迫るもトライを取り切れない状況が続くも、最後の最後でペナルティーを獲得。蹴るのは11月末に急遽チームに加入したSOジェームス・グレイソン。落ち着いて決めて逆転。その後1点差を守りきり劇的な開幕戦勝利を収めた。
この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたグレイソン。グレン・ディレーニHCは「強みはゴールキック。ノーサンプトンで6、7シーズンやっている選手なので、色々なラグビーを経験していますし、お父さんんも有名な選手で、私も対戦したことがあるんですけど、ラグビーのDNAを引き継いでいる家系で育ったのでそういう強みももっている。」急遽チームに加入したが、その能力の片鱗をしっかりと試合で証明した。
父親はボール・グレイソンは元イングランド代表でワールドカップ優勝時のメンバー。この試合終了後「(逆転PGは)友達を作るには最高の方法だった」とメッセージを受け取ったそうだ。来日した経緯、日本ラグビーへの印象やリーグワンで戦ってみたい選手など試合後に話を聞いた。