三菱重工相模原ダイナボアーズは、9日の浦安D-ROCKS戦をもって今シーズンの試合を終了した。最終結果は9位。昨年の6勝を超えることは出来なかったが、プレーオフに進出したコベルコ神戸スティーラーズ、東京サンゴリアス、そして8位の横浜キヤノンイーグルスにも勝利を収め、確実にチーム力が上がっていることを示した。
最終節を前に、チームは20名以上の退団選手を発表した。その中の一人、SH/FB福山竜斗に試合後話を聞いた。近畿大学ではキャプテンを務め、紙森陽太(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)らとともに9シーズンぶりに選手権出場を果たした。
2021年12月公開:近大・9季ぶり選手権出場―福山竜斗主将・紙森陽太副将コメント
現役で新たなステージに歩み始める福山が決断した理由とは。
三菱重工相模原ダイナボアーズ SH福山竜斗

吉田杏の突破に後ろからサポートする福山
大学卒業からダイナボアーズと出会って、プロとして3年間半、突っ走ってきたつもりできたつもりですが、まだまだ自分の中では満足できるほど、試合には出場できてなくて、もっともっと自分を磨かなくちゃいけないなと思っていたので、このままここで続けて伸ばすのもいいかなと思ったんですけど、思い切って勝負して、自分の可能性を信じて、試合の機会を求めてダイナボアーズにはお世話になったんですけど、自分で決断して次のステージにいこうと思います。
これまでは自分でも幅広いポジションでやってきたんですけど、次は10番、12番で可能性を求めてくれる場所もありました。自分としては、ワクワクして、そっちを極めたい。9番、15番もやっていくんですけど、自分のコンタクトの部分だったり、もっと強みの部分はあるので、そこで勝負してみたいなと思いました。
――大学時代は10番、12番が多かったですね。