関東大学ラグビーは27日、リーグ戦が全日程を終了。
日大を破った東海大が5年連続12回目の優勝を決めた。
東海大の5連覇は、1999~2003年の関東学院大に並ぶリーグ戦最多記録。
優勝12回は法大の持つリーグ戦最多優勝12回に1差まで迫った。
開幕戦で新昇格の東洋大に24-27で競り負けるというまさかのスタートとなったが、3戦目で開幕2連勝の法大に「負けたら今シーズンは終わり」(木村監督)という背水の陣で臨み、71-15で大勝。難敵と思われた流経大にも52-26と圧勝し、昨季引き分けた日大との最終戦も67-5と圧倒した。
流経大は東海大に敗れたものの残る6戦に勝利して2位。今季は失点も多かったが、接戦を勝ちきる得点力が光った。
開幕戦で4連覇中の王者・東海大を破った東洋大は3位に食い込み、創部64年目で初の大学選手権出場。6戦目まではすべて7点差以内の接戦決着で4勝2敗。接戦を競り勝ち抜いての選手権切符獲得となった。
東洋大は1971年、1972年にもリーグ戦3位の記録が残っているが、当時の大学選手権は出場8校で行われていて、関東の出場枠「4」をリーグ戦と対抗戦の上位4校ずつがたすきがけで行う「交流試合」で大学選手権出場校を決めていた。東洋大は上記2季とも対抗戦2位の明大に敗れてシーズンを終えていた。
また、2部から昇格1年目の大学選手権出場は1997年の流経大(3勝4敗の5位)、
2007年の拓大(4勝3敗の3位=上位校の不祥事により繰り上げ2位扱い)
2008年の日大(3勝3敗1分の4位)の例がある。