24日、関東大学リーグ戦最終節、大東文化大学が7季ぶりの優勝を決めた後の第2試合は、選手権出場をかけた東海大と流通経済大の試合が行われた。勝利した大学が選手権出場となる。まさに死闘だった。これまで2校の戦いは最後までどちらが勝利するかわからない接戦が繰り返されてきた。今回も同様に最後までわからない展開となった。
先制したのは流経大。前半8分、ラインアウトからWTB濱谷海斗がブレイクしそのままトライ。SO佐々木開のゴールも決まって0-7。東海大は前半25分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込みLO今井郁太がトライ。難しい角度のゴールをFBコンラッド・セブンスターが決めて7-7の同点。
前半37分、東海は相手ボールスクラムでプレッシャーをかけてペナルティーを獲得。タッチに蹴り出しトライを狙う。直後のラインアウトから再びモールを押し込みHO下江康輔がトライを決め14-7として前半を折り返す。
後半最初にトライをしたのは流経大。前半から負傷した濱谷に代わってピッチに入っていた山崎遥湊がトライ。SO佐々木がしっかりゴールを決めて14-14の同点。直後のキックオフで流経大がノックオン。東海がチャンスを迎えるも敵陣深くのラインアウトを失敗しチャンスを逸してしまう。
後半25分、東海は再び相手のペナルティーから敵陣深くに入るとラインアウトモールからHO下江がこの試合2本目のトライを決め21-14と再びリード。
流経大は何度かチャンスを迎えるが取り切れずに時間は後半ロスタイムに入る。41分、後がない流経大は最後の攻撃、身長174cmのWTB小野塚勇太が身長196cmの東海大FBセブンスターを吹き飛ばし大きくゲイン。
最後はNO8ティシレリ・ロケティがトライを決め21-19、佐々木がゴールを決め土壇場で流経大が追いつく。東海大のキックオフでゲームが再開。接点で東海大がプレッシャーをかけ、流経大がペナルティを犯し万事休す。中村大介が落ち着いてゴールを決めて24-21として