14日、リーグワン初の2連覇を達成した東芝ブレイブルーパス東京は開幕節で、埼玉パナソニックワイルドナイツに0-46とまさかの完封負けを喫した。試合後、司令塔のSOリッチー・モウンガが語ったこととは。
東芝ブレイブルーパス東京 リッチー・モウンガ
――試合を振り返ってどこが悪かったと思いますか
皆さんが見たままかなと思います。
規律が悪く、ペナルティーが多くなっちゃったというところで、パナソニックさんみたいにすごくしっかりしたチームに対して、あれだけペナルティーを重ねてしまうショットも狙われるし、コーナーに蹴られてモール……厳しくなってしまう。

キックパスを蹴るリッチー・モウンガ
――どのあたりを修正して次に臨みたいですか?
こういう負け方すると、うまくいってないところを全部見てっていう風にしたくなりがちなところは選手もコーチもあると思うんですけど、そうはせず、例えばペナルティーを半分におさえれば、また違った試合展開になるかなと思いますし、今日もなったと思います、今後もなっていくかと思います。
静岡さん、すごくいい相手なので、しっかり練習から今より良くなっていく、成長していくっていうところだけを意識しいく。開幕したばっかり、始まったばかりなので、セコンドからタオル投げるには、まだ早いかなというふうに思っています
――精神的なこうリカバリーも必要になるかなと思うんですけど、どんなリーダーシップを取っていきたい?
考えすぎないことが大事なのかなって思っています。皆さんが想像しているよりは悪くないというか、そこまで悲壮感が漂っているわけではないので、しっかり伸びシロをあぶりだして学べるとこから学んでいきたい

――得点を挙げることができませんでしたが
(以前)12歳以下、10人制のラグビーで(0点だったことがあり)、すごく寒い日で悲しくなったのは覚えています。
――ご自身のコンディションはいかがですか?
すごくいい感じです。試合終盤まで追っかける展開だったんで、無駄走りも多くなってしまったかなと思うんですけど、ある程度良い状態かなと思います。
――ワイルドナイツのディフェンスを崩せませんでしたが……
すごく良いディフェンスだったなって。僕らもボール何回か持てはしたんですけど、持つたびに、無理して、その1回で取り切ろうっていう気持ちが前に出すぎてしまって、ミスが出て、そのミスが重なって、もがけばもかくほど、はまっていくという試合になっちゃったのかな。やっぱりミスを犯すとパナソニックさんは、リーグワンのベンチマークとスタンダードと言ってしかるべきチームだと思いますし、素晴らしいコーチも受けているチームに対して、ミスが重なってしまうと痛い仕打ちを受ける。

――開始5分のところで、低いキックからカウンターを受けて、PGで先制されました
まったく狙って蹴ったわけではないです。最悪(のキック)でした。
――10番としてどう修正してきたいですか?
ジャスト、スマイル! ボブ・マーリーも言っていましたが、すべて上手くいくよ(Everything's gonna be alright)って言ったら、すべて上手くいくので頑張ります。一試合一試合、頑張るだけです。
――静岡は昨シーズン2回負けている相手ですが
良いチームということはわかっているので、準備は火曜日の朝から始めようかなと思っています。今日この時点では自分の帰りを待っている子どもが3人いるので、帰って子どもの顔を見たいと思います。

