関東大学ラグビーは4日、対抗戦が全日程を終了した。
すでに優勝を決めていた帝京大が最終節で慶大を破り、2年連続7戦全勝で優勝を飾った。対抗戦グループは、コロナ禍で行われた一昨季から勝ち点制を導入。帝京大は昨季も7戦全勝だったが、BP獲得は4試合にとどまり勝点は32。対して今季は全試合でBPを獲得し、勝点はMAXの35点(全試合でBPを含む満額5点を獲得)となった。これは3季目で初めての快挙だった。
■対抗戦グループ 順位(丸数字は確定順位)
立大は最終戦で青学大との1勝同士の対決に勝ち、チーム初のAグループ2勝、最高成績の6位で初めて入れ替え戦なしの残留を果たした。
1 帝京大 7勝0敗 勝点35 得点449-失点70 得失差+376
2 明大 6勝1敗 勝点28 得点367-失点102 得失差+265
3 早大 5勝2敗 勝点23 得点251―失点129 得失差+122
4 慶大 4勝3敗 勝点20 得点173-失点167 得失差+6
5 筑波大 3勝4敗 勝点17 得点231-失点153 得失差+78
6 立大 2勝5敗 勝点9 得点114―失点310 得失差-196
7 青学大 1勝6敗 勝点6 得点125-失点278 得失差-153
8 日体大 0勝7敗 勝点0 得点41-失点542 得失差-501
■対抗戦グループ トライランキング
トライ王に輝いたのは帝京大WTB小村。第3節の筑波大戦で4T、第4節の日体大戦で3Tをあげるなど12Tをあげた。対抗戦のトライ王は過去2季、慶大HO原田衛(現BL東京)が獲得しており、BK選手の獲得は2019年の早大SO岸岡智樹(現スピアーズ)=10T=以来3年ぶり。それでも2位に10Tの帝京大・江良颯、3位に9Tの早大・佐藤健次、6Tの6位タイに明大の松下潤一郎と10傑にHOが3人名を連ねたようにHOがトライを量産するというトレンドは今季も続いた。江良と松下は3年、佐藤は2年。気が早いが、トライゲッターHOトリオは来季のトライ王争いにも絡んでくるか?