ドバイ大会で男女シニアの7人制・15人制を通じて日本ラグビー史上最高成績となる3位、さらにケープタウン大会でも5位の好成績を残したサクラセブンズこと女子7人制日本代表チームが9日、帰国。成田空港で兼松由香HCが取材に応じた。
兼松HCはドバイ大会について「目標は『6位以上』に設定していました」と明かした。
「本心では『3位』でした。ただ、昨年はシリーズポイントでは5位でしたが、最後のグランドファイナルは7位で、TOP8で戦う大会の大変さを感じました。だから、いきなりジャンプアップを狙うよりも、7位から6位、5位と会談を登っていければよいなと。ただ、選手たちも『6位』というよりも『6位以上を』という強い気持ちで臨んでくれたと思う。だから初日を終えてベスト4が決まった時も満足せず、昨年の最高順位だった4位を超える成績を取りに行こうという強い気持ちで2日目に臨めたと思います」
準決勝ではNZに完敗したが、最後の3位決定戦は、サクラセブンズにとって史上最高順位、史上初のメダル獲得がかかった試合だった。
「フィジーには去年のバンクーバー大会では、プール戦では勝ったけど準決勝で負けた。フィジーは、大きなものがかかったときにはより強さを発揮する。その強さを改めてみんなで認識して、強い気持ちで臨みました」
フィジーとの3位決定戦は前半に水谷咲良、永田花菜、矢崎桜子がトライ、後半には大谷芽生がトライを加え、22-12で勝利。みごと銅メダルを獲得した。

